薬剤学・薬物動態

薬剤学・薬物動態

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薬・健康関連の本

薬剤学・薬物動態

「製剤化のサイエンス」を製剤材料の性質、剤形をつくる、DDS(薬物送達システム)の三部構成で、ポイントを押さえてわかりやすくかみ砕いて解説しています。
物質の溶解(溶液の濃度と性質について他)
分散系(界面の性質について他)
製剤材料の物性(流動と変形他)
代表的な製剤(代表的な剤形の種類と特徴他)
製剤化(製剤化の単位操作および繁用される製剤機械他)
製剤試験法(一般試験法他)
薬物送達システム(DDS)の必要性(医薬品製剤の有効性,安全性および信頼性他)
放出制御型製剤(放出制御型製剤の利点他)
ターゲティング(ターゲティングの目的他)
プロドラッグ(プロドラッグとは他)
その他のDDS他)

 

 

 

豊富な図表とわかりやすい文章を1対1で対応させ、「医薬品の物性と物理薬剤学」と「医薬品の体内動態と薬物動態学」の2部構成となっています。
「医薬品の物性と物理薬剤学」では基礎的原理を記述する一方、「医薬品の体内動態と薬物動態学」では生物薬剤学に関連する項目を中心に生体内における薬物動態について詳細に解説しています。
第1編:医薬品の物性と物理薬剤学
○薬剤学総論
○溶解現象と溶液
○薬物の安定性
○粒子と粉体
○分散系
○レオロジー
○ドラッグデリバリーシステムと新しい製剤
第2編 医薬品の体内動態と薬物動態学
○生体膜透過
○薬物の吸収
○薬物の体内分布
○薬物の代謝
○薬物の排泄
○薬物動態学
○薬物動態の変動要因
○薬力学とトキシコキネティクス
○医薬品のバイオアベイラビリティと有効性評価・治療薬物モニタリング

 

 

 

各種疾患の薬物治療において、個々の患者に適した薬物を選択し投与量を決定するにあたって、重要なテーマとなる「治療薬物モニタリング」(TDM)をいかに実施すべきかということについて、その根拠となる薬物動態学と薬力学の理論を解説しています。
基礎研究や臨床研究の成果を踏まえ、TDMの具体的な実施に関して、臨床応用の観点から解説しています。
第1部で、薬物動態学や薬力学、タンパク結合の影響、薬物代謝の影響などの基本概念と原理を説明し、第2部でそれぞれの薬物モニターについて個々に詳細説明をしています。

 

 

 

薬物動態を理解するのに必要な知識やコツを順序立ててわかりやすく解説しています。
「いつ効きはじめるのか」「肝排泄型か腎排泄型かの見分け方」「高齢者など特に注意すべき患者の投与量の推定」などの質問に対して解説をまじえて答えを出しています。
薬の投与量と血中濃度の法則、コンパートメントや消失速度定数や分布容積等の基本用語の意味について、効果発現時間や効果持続時間、有効血中濃度の求め方、肝排泄型・腎排泄型の見分け方、腎機能低下者への投与量、高齢者への投与、授乳婦への投与、相互作用のPK-PD分類、薬局でもできるTDM、非線形型薬物の投与量、遺伝子多型の基本、コンピューター解析について言及しています。