鼻は顔の中心にあり、しかも一番高く飛び出た部分にもなっています。
その鼻の毛穴に古い角質や皮脂が詰まった角栓ができると、ちょうど鼻の形も相まって、ちょうど鼻がイチゴのように見えることから『いちご鼻』と言われるようになりました。
ちょっと寄り道、イチゴのプツプツって何?
『いちご鼻』の話しをする前に、『いちご鼻』と呼ばれるようになったイチゴ表面にたくさんある種のようなプツプツの正体は何なのでしょうか。
イチゴは果物、私たちが食べてる種のようなプツプツがいっぱいはいってる赤い部分、ヘタをとって口にしている部分が果実と思っている人もいっぱいいると思いますが、実はイチゴの果実は、その赤い部分ではなく、種のように見えているプツプツの部分なのです。
それじゃ、私たちが食べている赤い部分は何になるのかというと、花托(かたく)と呼ばれる部分になります。
花托は、めしべがはえる土台になる部分で、厳密に言うと、食べている赤い部分にはいっているプツプツがイチゴの果実ということになります。
どうして、いちご鼻になるの?
いちご鼻は、鼻の毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、角栓となり目立ってくる状態ですが、この角栓が酸化して黒ずんでくるとプツプツが目立つようになってきます。
よく、いちご鼻を気にして隠そうとして、ファンデーションを厚塗りしてしまったり、コンシーラーを使ったりする人がいますが、逆に開いている毛穴にメイクが入りこんでしまうことで、毛穴の開きがさらに目立つようになってしまいます。
また洗浄力が強い洗顔料やクレンジングを頻繁に使っていると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると潤いがなくなり萎縮して、毛穴が引っ張られて広がってしまい、皮脂の分泌がさらに活発になって毛穴の入り口が大きく開いてきやすくなり、いちご鼻の原因にもなります。
いちご鼻をどうにかしたいということで、毛穴パックを使う人もいると思います。
しかし、毛穴パックで無理やり剥がすと、確かに剥がした直後は黒ずみがとれ綺麗になりますが、毛穴がさらに広がり、余計に汚れが詰まりやすくなり、毛穴周辺の角質も厚くなってしまい、かえって角栓ができやすく黒ずみが目立ちやすくなってしまいます。
どうする、いちご鼻対策
いちご鼻の原因は、鼻の毛穴に皮脂や古い角質が詰まることなので、汚れをしっかり落とすことと、乾燥により毛穴が広がらないようにしっかり保湿してあげることになります。
洗顔する前に、蒸しタオルを顔にあてて、毛穴を十分に開いてから洗顔すると、汚れが落ちやすくなります。
クレイ配合の洗顔料は、毛穴の奥の汚れや余分な皮脂をクレイが吸着してくれるので、オススメです。
黒ずみを落とそうと鼻をゴシゴシこするのはNGです。刺激により毛穴周辺の角質が厚くなり角栓ができやすくなってしまいます。