ストレスと肌あれと睡眠 | 美容トピックス

体の中に細菌が侵入すると、免疫機能が働いて、白血球の中の顆粒球がたくさん作られるようになり、免疫機能が働いて細菌から体を守るようになっています。

ストレスでニキビになる

この顆粒球は忙しいときやストレスなどで数が増えてきます。
特に忙しくなり体が酷使されてくると、顆粒球が増えて大量に血液中に出てきます。これが常在菌が住んでいる皮膚の毛根などに炎症を起こすようになり、ニキビになったり肌あれの原因になってりします。

大切な睡眠と体調

思春期の人がなかなか治らないニキビで悩んでいますが、普段はニキビができない人でも夜更かしをしたり徹夜をしたりすると極端に肌があれてきます。
このように睡眠は肌の調子と深く関係しています。

睡眠はその他の生理現象に非常に深く関与していて、例えば消化管の活動は副交感神経支配なっていて、この副交感神経は夜間に優位に働くようになっています。したがって、無理して寝不足が続いているようなときは、消化管の活動が抑えれ、機能が低下することによって便秘になりやすくなります。

睡眠不足をすると、顆粒球が増えてくるという問題に加え、便秘になりやすいという点からもより肌が荒れやすくなってきます。

ストレスと肌

人は自分の置かれている状況を脳で認識して、その状況によってストレスを感じたり快感を味わったりします。
そして、そのストレスが、神経系や内分泌系、免疫系などに影響してきます。
これが、皮膚にも影響してくるのですが、この仕組みは『心身ネットワーク』と呼ばれています。
肌は、ストレスにより神経系・内分泌系・免疫系の影響を受け、肌あれを起こしたりします。

肌とホルモン

肌の状態にはいろいろなホルモンが関与しています。
CRH(コルチコトロピン放出ホルモン)が誘導したMSH(メラノサイト刺激ホルモン)が皮脂を作る脂腺細胞を活性化するとともにCRHが炎症を生じさせた結果、ニキビや肌あれが起きてきます。

またストレスにより交感神経が優位になることで放出されたアドレナリンがメラノサイトを活性化して色素沈着を促進したりもします。

脂肪も大切、油分と水分のバランスを考えて

若い人の中には、脂肪はダイエットの敵!と考えている人もいます。
しかし、皮膚の保湿を保つためにはある程度の脂肪も必要になってきます。
肌は水と油のバランスが大切で、モイスチャー-エモリエントバランスと言われています。

特に皮脂は肌の保湿のために必要なもので、過剰な皮脂は落としたほうが良いですが、皮脂を落とし過ぎないことも大切です。
乾燥しやすい冬場は特に、石鹸で肌を洗いすぎて、皮脂を落とし過ぎてしまうと、肌の保湿機能が低下し、肌あれを起こしやすくなってきます。

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