リップティントのティントやタール色素、リップの着色料に要注意 | 美容トピックス

唇を美しく見せる口紅ですが、口紅などのメイク用化粧品には、いろいろなタール色素が使われています。

タール色素とリップ

赤色のリップには、赤色3号というタール色素が使われているものが多くあります。

最近ではミネラルコスメの人気が出てきて、酸化鉄などで色をつける化粧品もありますが、酸化鉄はもともとオレンジ色であり、発色の美しさという点においてはタール色素にはかないません。

タール色素の安全性

タール色素というとあまり良くないイメージを持っている人も多いと思います。
タール色素自体は特に刺激があるといったものではありませんが、なかにはアレルギーを起こす人もいます。

タール色素のアレルギー

タール色素にアレルギーがあるからといって、全てのタール色素に対してアレルギーを引き起こすというものではありません。

例えばタール色素の黄色5号に対してアレルギーがあるからといって、赤色3号にアレルギーがあるかというと、そういうことではありません。

人によって色が変わるリップティント

最近ではつけた人によって色が変わるというリップがあります。
リップティントと呼ばれるもので、色鮮やかな唇の演出に一役買っています。
唇の上で色が変わる不思議でかわいいリップティントという売り込みで、しかも色落ちしにくく半日も持ち、自分だけのパステルカラーともなると、特に若い世代の人は使ってみたくなることでしょう。リップティントティント(tint)「薄い色がつく」「染める」といった意味があります。
そして、リップティントには次のような特徴があります。

  • 色落ちしにくい
  • 唇を薄く染める
  • 体温や唇の色によって発色が変わる

リップティントと、グロスやルージュとの違い

唇に色をつけるとなると、まずは思いつくのがルージュグロスです。
基本的にはグロスやルージュは唇に色をのせるだけのものですので、のせたときの発色は徐々に落ちていきます。
もちろん、唇に色を乗せているだけなので、カップやストローに色味がべったりついてしまうことも珍しくありません。

それに対してリップティントは、唇の角質に浸透して皮膚を直接染めるアイテムになっているので、数時間は鮮やかな発色が続きます。
もちろん色落ち、色移りの心配はほとんどありません。

なぜ人によって色が変わるのかと言うと、肌質や体温によって、そのときのpHによって成分が化学反応を起こして色が変化することで、人それぞれ違った色に発色するというしくみになっています。

しかし注意しなければいけないのが、化粧品の皮膚刺激というものはもともと皮膚の上で化粧品が化学反応を起こすことが原因となっていますので、リップティントのように、唇のところで化学反応をして色が変わってくる化粧品は、肌に対する刺激を十分に考慮しないといけません。

化学反応の仕方によっては、化粧品の成分と肌のタンパク質が結合して、色素沈着を起こし、唇の色がかえって汚くなったり、唇が荒れてしまったりすることもあるので注意が必要です。

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