化粧水の使いすぎはかえって肌へ負担 | 美容トピックス

化粧水は、肌を保湿し、キメを整えて滑らかにする機能を持つ透明液状の化粧品です。

水分や保湿成分を補給する目的で、洗顔料の後に使用したり、美容液の前に使用されたりします。

一般化粧水の中身

一般化粧水は、洗顔後の肌に潤いを与えるためのもので、一番多く配合されている成分は水です。

通常は、80%の水に10%のアルコール、そして残りはグリセリンなどの保湿成分、乳化剤、安定剤、香料などが配合せれています。

保湿成分としては、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、ローヤルゼリー、アミノ酸、ハマメリスエキス、ビタミン類などが配合されています。

中には、アルコールに敏感な肌の人のために、ノンアルコール化粧水も販売されていますが、アルコールを含まない化粧水は、そのかわりに乳化剤を多く配合しています。

乳化剤は時として肌への刺激になることがあります。

優れた化粧水もつけすぎは厳禁

保湿作用に優れた化粧水だからといって、肌にたっぷりつけるのはあまりオススメできません。

保湿成分が多く配合された化粧水をたっぷりと肌につけることで、肌にも多くの保湿成分が浸透し、よりしっとりとした肌になれると思ってしまう人もいると思いますが、これは間違いです。

化粧水の成分には、アルコールや乳化剤を始め、肌に刺激になる成分も配合されています。

必要以上に塗り重ねれば、こうした刺激成分のリスクもどんどん高くなってしまいます。

それに、いくらたくさんつけても、化粧水は肌の角質層までしか浸透しません。

目薬をいくらさしても、余った分は目からこぼれ落ちてしまい無駄になってしまうのと同じです。

さらに角質細胞の主成分はケラチンですが、このケラチンは水分を含みすぎると弱くなってしまいます。

お風呂の長くはいっていると指の皮がふやけてきたりしますが、これと同じことなのです。

化粧水のあとの乳液・クリームも注意

化粧水を塗った後、化粧水の蒸発を防ぐために、油布の多い乳液やクリームをたっぷり塗る人もいます。

しかし、こんなことをすると、肌バリアが弱って、皮脂の分泌が少なくなってきてしまいます。

本来、肌にとっては自らが分泌する皮脂が蒸発を防ぐ最良の油分なのです。

乾燥するときに多少クリームを塗る程度ならばよいのですが、保湿作用のある化粧水の蒸発を防ぐ目的で、化粧水の後に乳液やクリームを大量にベタベタ塗るのは良くないのです。

油分を塗りすぎると、肌が皮膚の分泌をおさえてしまい、かえって肌が乾燥しやすくなってしまいます。

適度に皮膚が分泌され、そんなに肌が乾燥していないのであれば、乳液やクリームをたっぷりとつける必要など全くないのです。

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