最近では、生活の欧米化によってお風呂ではなく朝シャンに代表されるようにシャワーで済ます人も増えてきています。
しかし、お風呂は免疫のことを考えると非常の良いと言われています。
免疫におけるシャワーとお風呂の違い
シャワー派の人とお風呂派の人をひかくすると、シャワー派の人よりもお風呂派の人のほうが体温が上がり、リンパ球と顆粒球のバランスも良いことがわかっています。
また、シャワーと違ってお風呂は湯舟に浸かるわけですが、湯舟に浸かることで、浮力が働いて緊張状態がほどけ、さらには水圧によって血行もよくなっていきます。
たまには半身浴も
半身浴については、いろいろと意見がわかれますが、特に冬場は寒く、半身浴だけだと体が冷えやすいという面もあります。
半身浴の前に全身浴をしておいて体を温めておくと良いでしょう。
時間があれば40分~1時間、じっくりと半身浴するというのも気分転換になります。
慣れてくると、その間、風呂の中で本を読んだり、音楽を聴いたり、心地よいリラックスタイムにすることができます。
浴室は温かくしておき、お湯の温度は体温+4℃を目安とすると良いでしょう。
最初にお湯を入れるとき、フタを外しておけば、湯気などで浴室内が温かくなります。
全身浴よりも半身浴だとお湯の量が少ないのでお湯の温度が下がりやすいという問題点がありますが、追い炊きをするか、熱いお湯をつぎ足していくと良いでしょう。
温度が冷えてしまわないように工夫することがポイントになります。
浴用剤の蛍光色
お風呂は体をリラックスさせたり、体の血行を良くしてくれますが、こうしたお風呂の効果を高めてくれるのが浴用剤です。
浴用剤の多くは、バスクリーンに代表されるように、黄色やオレンジ色の蛍光色のものも数多くあります。
温泉とかのお湯は、白かったり、茶色かったりいろいろですが、なぜ浴用剤の色は蛍光色のものがあるのでしょうか。
実は、この浴用剤の黄色やオレンジ色の蛍光色は、自律神経に働きかけ副交感神経を優位にして精神を安定させてくれます。
また傾向の物質は、体の中に入り、活性酸素の除去にも大きな働きをしてくれます。
ちなみに「バスクリン」はオレンジ色をしています。これは黄色202号のフルオレセインナトリウムという色素が配合されているためです。
この成分は粉末の状態ではオレンジ色ですが、水に溶かすと緑色の強い蛍光色を発生する性質を持っています。そのため「バスクリン」は、オレンジ色の粉末ですが、お湯に溶かすと蛍光がある黄緑色に変化するのです。
さらに入浴剤の中には香りがついたものもあり、森林浴の香り、ヒノキの香りなどの香りによってもリラックス効果を高めてくれるようになっています。