花粉といえば、目がかゆくなったり、鼻水が出たりといった花粉症のつらい症状が連想されますが、肌荒れも花粉によって引き起こされてきます。
冬は肌が荒れやすい
冬は空気が乾燥して、それだけでも肌の乾燥、かゆみにより、肌のバリア機能も低下して、肌が荒れやすい季節になっています。
それに加えて、スギ花粉などが飛散しはじめるのも、ちょうどこの頃です。
もともと空気の乾燥で、角質の水分量や油分のバランスが乱れやすくなり、肌トラブルが起こりやすく、肌が外部からの刺激を受けやすい状態になっているところに花粉が飛んできます。
バリア機能が低下している肌は、少しの刺激でもかゆみを感じやすい状態になっていて、花粉により肌のかゆみが出やすくなります。
痒いからといって肌を掻くと、さらに肌のバリア機能が壊れ、さらに状態が悪化するという悪循環になってしまいます。
注意したい場所

花粉の刺激による肌トラブルで、特に注意したい場所は、露出している部分になります。
肌が乾燥したり、赤味が出たり、くすぐったいようなかゆみが出やすい場所としては、特に目元まわり、頬の高い位置、あごや首になります。
こうした場所では、肌荒れが起こりやすくなってきます。
肌の花粉対策
肌の花粉対策としては、まずは刺激の原因となる花粉をしっかりと洗い落とすことになります。
洗顔で花粉を丁寧に洗い流し、乾燥しやすい季節なので、しっかりデリケートな肌をスキンケアして整えてあげることが大切です。
肌についた花粉をできるだけ長時間放置しないようにするため、外出から帰ったらすぐに、低刺激の洗顔料を使ってしっかり洗顔します。
特に目や鼻の周りについた花粉を洗い流すことは、肌のトラブルだけでなく、目のかゆみや鼻水などの症状予防にもつながります。
まずは、洗顔前に汚れた手を石鹸でしっかり洗ってから、水で顔を濡らして汚れを落とします。
そして洗顔料をしっかりと泡立て、その泡をクッションにするようにやさしく洗い、約1分かけてしっかりとすすぎます。
洗顔後は、タオルでゴシゴシこするのではなく、水気を吸い込ませるように軽く顔を抑えるようにして拭き取ります。
その後は、乾燥やカサつきを防ぐために、保湿作用のある化粧水や乳液でしっかりとスキンケアします。
不純物が少ない高精製ワセリン配合のアイテムで肌荒れや乾燥を防ぎつつ、肌のうるおいと肌バリア機能をキープしていくことがオススメです。
花粉の季節は、マスク、メガネ、帽子なども花粉の付着から肌や地肌を守る有力なアイテムですので、アレルギーの症状が出やすい人は、こうしたアイテムを効果的に使うと良いでしょう。