健康的な食事として、肉や魚と野菜のバランスをしっかりとというようなことがよく言われますが、中には、肉や魚は肌に悪く、野菜などでビタミンをたっぷりとらなくてはという人もみかけます。
草食系なのにお肌が
私は草食系と豪語している人の中には、お世辞にも美肌とはいえない人もいます。
もちろんいろいろな要因がありますが、草食系なので肉や魚はなるべく控え、その代わりにお肌に良いと言われているビタミンがたっぷり入った野菜を食べていて、なんならビタミンのサプリまで毎日飲んでいるから、もし肌が少しあれていても、それは食生活のせいではないんじゃないかという人がいます。
もちろん、野菜を多くとることはいいことですし、必要に応じてビタミンのサプリを利用することも否定しません。
しかし、こうした人の中には、極端に肉や魚を意識して、そうしたものをあまり摂取せず、その分を、揚げ物やファーストフードで補っていたりします。
実は、こうしたものが一番肌に悪いのです。
美肌の敵、ファーストフードで揚げたポテトをたっぷり
美肌という観点でいうと、ファーストフードのポテトであったりコンビニのホットスナックは要注意です。
体内で分解しにくい飽和脂肪酸の多いサラダ油を使って、しかもそれを同じ油で何度も使いまわしているので、油は酸化して、より分解しずらく、消化器にも負担となり、肌へのダメージにもつながります。
ランチは、忙しいのでいつもファーストフードでフライドポテトというような人は、その習慣を見直してみてもよいかもしれません。
美肌には蛋白質
美肌という点では、肉や魚、卵などは積極的に摂取したほうが良いのです。
なぜなれば、肉・魚・卵は良質な蛋白質で、肌のもとをつくっているコラーゲンの原料にもなります。
美容・美肌にお奨めなのは、鶏もも肉で、鶏もも肉にはヒドロキシプロリンというコラーゲンの原料になるアミノ酸が豊富に含まれています。
美肌という観点からいくと、意外かもしれませんが、珈琲やワインもお奨めです。
なぜかというと、珈琲やワインには、抗酸化作用に優れたポリフェノールが豊富に含まれていて、シミや肌老化の予防に効果的だからです。
珈琲豆は、挽いたままにしておくと酸化してきてしまうので、豆の状態で買ってきて、飲むつど豆を挽くか、お店で挽いてもらった豆を冷凍保存しておくと良いでしょう。
フライドポテトはそんなに悪いのか
フライドポテトは、そんなに悪いのかと思った人もいますが、カリッと揚がったフライドポテトは、ビールにも合い、とても美味しいですよね。
別の視点からすれば、ポテトにはシミやそばかすを防ぐビタミンＣやむくみ予防に役立つカリウムが豊富まれているので、美容に役立つ食材という一面もあります。
問題は、新鮮な油で揚げられているかというところ重要です。
また、ハーバード大の栄養学の権威エリック・リム教授は、フライドポテトは、１度に食べても良い量は６本までという衝撃の研究結果を発表しています。
アメリカ人のフライドポテトの大量摂取に警鐘を鳴らすという意味もあるのかもしれません。
