ゴールデンウィークもすぐそこまでやってきていますが、レジャーシーズン到来といったところでしょうか。
しかし、長時間日光に当たっていたら、今までは何ともなかったのに突然じんましんが出てきたしまったということがあります。
これはいわゆる紫外線アレルギーともいわれる日光過敏症である可能性が高いのです。
日光過敏症の原因
日光過敏症になってしまう原因の1つは、許容量を超えた強い紫外線に当たってしまったことによって起こる外因性のものにあります。
そしてもう1つは、使用している薬やサプリが原因となって、普段は日光に当たっていても平気なのに、薬やサプリメントの使用と太陽に当たるという行為が重なってじんましんがでてしまう内因性の原因によって起こるものがあります。
サプリメントでは、特にビタミンB2・B6によって日光過敏症が出やすいと言われています。
薬では、鎮痛消炎成分が入った湿布薬、抗生物質、降圧剤、血糖降下剤などが日光過敏症を起こしやすい薬として知られています。
そして、ごくまれなケースになりますが、使っているスキンケア化粧品に含まれている成分が原因で、日光過敏症が起こることもあります。
ときには、UV対策として日焼け止めを塗っていたが、その日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤の成分が体質に合わず、じんましんが出てしまうという場合もあります。
日光過敏症が出てしまったら
日光過敏症がでてしまったら、できればすぐに、遅くとも翌日には皮膚科などを受診すると宵でしょう。
抗アレルギー薬が処方されることが多く、痒みが強く掻いてしまって湿疹がでている場合はステロイド薬も処方されたりします。
おおよそ2~3日で湿疹は治っていきます。
日光過敏症を防ぐには
日光過敏症にならないようにするには、まずはできればなるべくその原因となっている日光にあたらないのが一番です。
サンバイザーや日傘、サングラスや帽子といったものもかなり有効で、日焼け止めも効きます。
肌に合った日焼け止めを肌が露出している部分にまんべんなく塗ります。
日光過敏症の原因をつきとめる
日光過敏症の原因となっているアレルゲンをつきとめるには、皮膚科を受診します。
皮膚科にいくと、日光過敏症の症状がひどくならない範囲で、肌に紫外線をわざと当てて調べる検査ができます。
もちろん、専門の機械がないとできない検査ですが、こういった検査ができる場合があります。
UVAとUVBを別々に、かつ光の量を調節できるので、UVAとUVBのどちらが原因で、しかもどのくらいの光量でアレルギーが起こるかがわかります。
また、使っている薬や化粧品が原因として疑われる場合は、パッチテストで調べることもできます。