フリマの化粧品には要注意 | 美容トピックス

最近では、フリーマーケットなどで化粧品が出品されていることもあります。

もちろん既に誰かが使ったものなどは論外ですが、開封されていなくてもリスクが伴っています。

なぜフリーマーケットの化粧品は要注意なのか

そもそも、フリーマーケットで出品されるということは、安く仕入れて、その差額を儲けようという以外では、自分で購入してみたものの、あまり良くなかったので、余計に購入してしまった分を処分しようというような場合や、家にまだ開封していない化粧品があったので、それを売ってお金にしようといったケースが考えられます。

つまり、その化粧品が何年前に購入されて、どういう保存状況の中で保管されていたのかがわからないのです。

正規の流通に乗っかったものであれば、メーカーから流通業者、販売店まできちんと保管管理されていて、使用期限もロット番号などで管理されていますが、フリーマーケットで出品されているものは、それが不明です。

下手をすると使用済みかどうかすらわからないですし、化粧品によっては劣化しやすい成分が入っているものもありますし、目に見えて変色しているものはもちろん、見た目でわからないくても、成分劣化を起こしている可能性があります。

中古品の化粧品の売買は、健康被害を引き起こす可能性を秘めているということを肝に銘じておく必要がありますし、もちろんそうしたフリーマーケットなどで購入した中古品の化粧品で健康被害が起こったとしても、メーカーの保証はありません。

化粧品の使用期限

食品については、ほとんどの商品に賞味期限や消費期限が書かれていますが、化粧品には使用期限が記載されているものは多くありません。

実際に、化粧品は未開封の場合に、適切な保存条件のもとで3年を超えて、性状及び品質が安定している製品に関しては、使用期限や製造年月日の表示が義務付けされていないので、多くの化粧品には法的記載義務があるロット番号は記載されているものの、製造年月日や使用期限が記載されていないのが現状です。

さらに、化粧品を一度開封してしまうと、空気中に浮遊する雑菌や、手指からの微生物の混入によって二次汚染が始まり、品質が低下していきます。

人によって、どのような条件で保管され、使われるかまでメーカー側に制限できないため、化粧品は、日本の一般的な気候のもとで、開封後約半年から1年間品質が安定するように作られています。

通常、一般的な使い方であれば、開封してから1~2カ月間で使い切るような容量で販売されています。

化粧品は冷蔵庫で保管すべきなのか

多くの化粧品は、日本の気候で起こり得る温度で安定していることを担保しています。

特に保存方法に関して特記されていなければ、通常は常温で良いはずですが、温度変化が少なく、直射日光の当たらない冷暗所で保存したほうが製品の変性や劣化を防ぐという点では良いでしょう。

窓際や湿気が多い風呂場などに置いておくと、劣化が早くなります。

最近では、化粧品専用の小型冷蔵庫なども販売されているようです。

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