炭水化物ダイエットのスパイラル | 美容トピックス

ダイエットの1つの方法として、炭水化物ダイエットがあります。
やり方が簡単なので、炭水化物ダイエットをやったことがあるという人もいると思います。

炭水化物ダイエットとは

『炭水化物ダイエット』は、一言でいうと「炭水化物を含む食品の食べる量を減らす」という方法になります。

炭水化物ダイエットは、炭水化物を減らすのですが、では炭水化物を減らすとなぜダイエットにつながるのでしょうか。

肥満は、脂肪細胞が肥大するために起こってきますが、それではなぜ脂肪細胞が肥大してしまうのかというと、過度な中性脂肪が取り込まれるからです。

それではなぜ過度な中性脂肪ができてしまうのかというと、炭水化物を摂るとブドウ糖になりますが、摂りすぎによってブドウ糖が増えてくると、肝臓や筋肉に取り込める量を超えてキャパオーバーになり、その余剰分のブドウ糖をインスリンが中性脂肪に変えて、それが脂肪細胞に取り込まれてしまうからです。

炭水化物はエネルギー源として重要で、さまざまな機能を維持するためにも最低限のエネルギーは必要なため、炭水化物を減らすとその代わりとなるエネルギー源を作るために、体内に蓄積されている中性脂肪が分解され、肝臓でケトン体が作られます。

このケトン体が炭水化物に代わって、体の動力源になります。

ケトン体が作られるまで、効果が出始める目安としてはだいたい2週間ほどと言われています。

日本人の特性

日本人の腸内環境は、特徴があり、海藻を分解できるなどということが昔から言われています。

日本人は、農耕民族で、米を主食にしてきたこともあり、日本人の腸内には、食物繊維や難消化性でんぷん、難消化性オリゴ糖などをエサにする腸内細菌が圧倒的に多いと言われています。

すると、過度に炭水化物ダイエットで炭水化物の量を減らしてしまうと、エサとしての炭水化物の供給が少なくなった腸内細菌は、数が減ってしまい炭水化物を処理する能力が低下してしまいます。

さらに炭水化物処理能力が低下したことにより、それから作られる短鎖脂肪酸の量も減ってしまい、それにより太りやすく痩せにくい体質になっていってしまうという悪循環ができあがってしまいます。

炭水化物ダイエットは腸内細菌のことも考えて

炭水化物ダイエットをする場合は、腸内細菌の働きのことも考慮にいれて、腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富に含まれ、さらに糖の吸収がゆっくりで血糖値の上昇を抑えられるものがオススメで、食材としては、大麦を加えた麦ごはんや、オートミールなどを利用するとよいでしょう。

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