栄養バランスを考える3-4-6 | 健康トピックス

栄養バランスを考えるにあたり重要になってくる3-4-6とは、食品群のことです。

バランスよく栄養を摂るには、3色食品群、4つの食品群、6つの基礎食品群のことを考えると良いでしょう。

そもそも食品群って何?

『食品群』は、食品を栄養的特徴、つまり消化され吸収された食品の体内における働きが似ているものをグループ分けしたものです。

栄養的特徴というのは、消化され吸収された食品の体内における働きになります。

食品群は、健康のために何をどのくらい食べればよいかの目安となるもので、食べるものを各食品群の中から選んでいくことになります。

同じ食材でも栄養価は違う

意外と見落としがちなことですが、同じ食材であっても、季節や鮮度によって栄養価はまちまちです。

例えば、旬の魚は脂が乗りきっていて栄養価が高く、旬でない時と比べると、栄養価はかなり違ってきます。

旬の季節なのか、産地はどこなのか、保存方法などによっても変わってくるので、なるべく新鮮なものを選ぶことが大切です。

ファイブ・ア・デー

ファイブ・ア・デーは、1日に5単位の野菜を食べましょうということを啓発したキャッチフレーズです。
このほかにも、ベジフルセブンというものがあり、これは1日に5単位の野菜と2単位の果物をということの啓発になっていまう。

1日に野菜類を350g、果物を200g食べようということが一般的に啓発されています。

野菜350gは、実際に食べる可食部分の重量であり、そのうち120gは緑黄色野菜から採りましょうということが言われています。

3色食品群

3色食品群の3色とは、赤・黄・緑で、これらをバランスよく摂取することが啓発されています。
赤色の食品群としては、肉・魚のほかに、豆類・乳・卵があり、血や肉をつくる働きがあります。
黄色の食品群としては、穀類・いも類・油脂・砂糖などがあり、体温を維持するエネルギーになります。
緑色の食品群としては、緑黄色野菜・淡色野菜・海藻・きのこなどがあり、体の調子を整える働きがあります。

3つのシンプルな食品群として普及されています。

4つの食品群

1群として、栄養を完全にするものとして牛乳や乳製品、卵が分類されているのが特徴です。
2群は、肉や血をつくる肉・魚・豆類など良質なタンパク質を含有するものが分類されています。
3群は、体の調子を整えるべくビタミンやミネラルを多く含んだ野菜類が分類されています。
4群は、エネルギーになるものとして、穀類、種実、油脂、砂糖、菓子、飲料、アルコール、調味料等が分類されています。

日本人に不足しがちな栄養素を満たすために、牛乳や乳製品・卵を1群として、80kcalを1点として各郡の適量の目安が示されています。

特に、第1群から第3群に含まれる食品が毎日必ず摂れているかは大切です。

6つの基礎食品群

6つの基礎食品群は、栄養素を基準に分けられています。

1群は良質のたんぱく質を含むこので、筋肉や骨をつくる肉・魚・大豆・卵などが分類されます。
2群はカルシウム源として骨や歯をつくる小魚・乳製品・海藻などが分類されます。
3群は、カロテンなどを多くふくみ皮膚や粘膜を保護する緑黄色野菜が分類されます。
4群は、ビタミン・ミネラルに富み体の機能を調整する淡色野菜や果物が分類されます。
5群は、糖質性エネルギー源になる穀類やいも類・砂糖などが分類されます。
6群は、脂肪性エネルギー源になる油脂類などが分類されます。

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