秋冬のふくらはぎの冷え | 健康トピックス

秋冬、外気が下がってくるとふくらはぎの冷えに悩まされる人も増えてきます。ふくらはぎが冷えてくると、足がだるく感じたり、重く感じたり、時には痛みを感じたりもします。

ふくらはぎは、第二の心臓

ふくらはぎにある筋肉は、動くことにより足の静脈を圧迫して、ちょうどそれが血液をポンプで押し出すように心臓へ押し戻しています。

故に『ふくらはぎ』は、『第二の心臓』と呼ばれたりします。

このふくらはぎの筋肉が硬くなってしまうと、上手くその筋肉が足の静脈を圧迫して、血液を心臓に押し戻す働きが弱くなってしまい、それが血液循環やリンパの巡りが悪くなることにつながってしまいます。

こうなると老廃物が足に蓄積していまい、足がだるくなったり、重く感じるようになってしまいます。

ふくらはぎが冷えやすい人

冷えは男女で比べてみると女性に起こりやすいとされています。

これは女性のほうが筋肉量が少なく、ふくらはぎの筋肉が弱ければ、心臓へ血液を送り出すポンプ機能も弱くなり、足の血液循環やリンパの巡りが悪くなりやすくなります。

また、骨盤まわりには上半身と下半身をつなぐ「腸腰筋」という筋肉があり、長時間正しくない姿勢でデスクワークを続けていると、腸腰筋が硬くなってきてしまいます。

これが足の血流を妨げ、足の冷えやだるさ・むくみにも影響してきます。

特に、冬は外気が寒くなることから、外気による冷えの影響も加わり、さらに運動不足にもなりやすい代謝も下がりやすい季節です。

ふくらはぎが冷えてくると、足の血の巡りやリンパの巡りが悪くなり、代謝も下がり、脂肪も燃えにくくなってしまいます。

ふくらはぎの冷えに効果的な筋トレ

ふくらはぎが冷えてしまいやすい人は、ふくらはぎを足の先から腿のほうへやさしくなでるようにマッサージすると良いでしょう。

こうすることにより、滞っている血液の流れやリンパの巡りがスムーズになるように促すことができます。

強くもみほぐすというよりは、やさしくなでるように足先から腿にむかってさするのが良いでしょう。

また、ふくらはぎが冷えてしまいやすい人は、ふくらはぎの筋トレをオススメします。

ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、心臓へ血液を送り出すポンプ機能を強化できます。

ふくらはぎの冷えに効果的な筋トレの方法は、つま先立ち運動です。

机などに手をついてバランスを取り、ふくらはぎに力を入れながら、かかとをあげて、その状態で5秒間キープします。

キープしている間は、呼吸は止めず、特に力を入れている時に息を吐くように意識します。
次にかかとを着地させて5秒間休憩します。

これを10回1セットとして、1日3セット行います。

慣れてきたら、かかとを着地させるところを、かかとを着地させず浮かせたままにすると負荷がかかり、よりふくらはぎの筋肉が鍛えられます。

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