緑内障の予防にできるツボ刺激 | 健康トピックス

眼圧が異常に上昇するのは、目の周囲の血流が悪化しているのが主な原因とされています。

眼球の中には、房水と呼ばれる無色透明の液体が流れていて、シュレム管を通して目の静脈を通して、流れていっています。

しかし、目の周囲の血流が悪くなると、この房水の流れも滞ってしまい、眼圧が上昇しやすくなってしまいます。

緑内障の予防、または悪化を防ぐには、全身の血流を良くするとともに、房水の流れを促すことがカギになってきます。

耳さすりで耳の特効ツボを刺激せよ

人間の耳には、多くのツボが存在しています。

東洋医学では、『耳は全身の反応点が集まる場所』とされていて、耳を刺激することで新陳代謝が促されると言われています・

こうしたことから、中国では、耳のツボに鍼を打つ治療が広く行われています。
目に関する眼病や緑内障の特効のツボとしては、「眼」・「目1」・「目2」という特効ツボがあり、こうした耳ツボを刺激してやることにより、気の流れを良くして、目の血流を改善していきます。

この耳ツボを刺激する方法が、『耳さすり法』になります。

やり方としては、左右の手の人差し指を耳の裏側の耳のつけ根に、中指を耳の表側に当たるようにして、両耳をはさみます。

この時、人差し指と中指の股の部分が耳たぶの下の部分に当たるようにしっかりとはさみ込みます。

この状態から人差し指と中指に軽く力を入れて、さすり下げていきます。人差し指は耳の裏側の耳のつけ根、中指は耳たぶの中央部を刺激していく形になります。

指の先が耳たぶにきたら、今度はそのまま続けて元の位置にさすり上げます。
この上下往復運動を1分間ほど繰り返します。

首の後ろ、風池を刺激せよ

首の後ろには、『風池』というツボがあります。

このツボは首周り、首から上の血行を良くするツボで風邪などの時も用いられます。

『風池』のツボを刺激する方法として、首の後ろを揉む方法があります。

両手を首の後ろに回して、そこで両手の指を組みます。

両手を首の後ろで組んだまま、両脇を締めるように動かし、両手の平で首の後ろをゆっくり揉んでいきます。

強い力を入れる必要はなく、気持ちよく感じる程度の力で1分間続けて揉みます。

目の周りのツボ

目の周りには、眼病や緑内障に効果的なツボが集中しています。

これらのツボを刺激することで、目及び目の周りの血流が良くなり、症状が改善していきます。

目の周りの眼窩の骨との境の部分に沿ってツボが集中していますので、この部分を中心に、指圧するようにしていくと良いでしょう。

目のツボに関しては、図で示しています。

また、耳さすり法、首の後ろの刺激法、目の周りのツボを刺激する眼球周りマッサージの具体的なやり方については、わかりやすく動画を作成していますので、そちらもご参考ください。

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