ビジネスにパワーランチはなぜ有用なのか | 薬剤師トピックス

ビジネスの相手とパワーランチということが、日本でもよく行なわれるようになってきています。
『パワーランチ』とは、一言で言えば、「昼ごはん(ランチ)を食べながら行うビジネスミーティング」です。海外では珍しいことではありませんでしたが、日本でもようやく浸透しはじめてきている感じです。

同じ釜の飯を食う

日本でも昔から「同じ釜の飯を食ってきた仲間」という言い方をしますが、食事というのは実に不思議な力があります。

心理学的に、同じ相手に対して、食事をしている時と、していないときを食らべてみると、食事をしているときのほうが圧倒的に好意的になりやすいということが証明されてるのです。

お食事でも・・・でデート成功の確率が高まる?

よくデートで「お食事でも・・・」というのも、食事をしながらデートするほうが圧倒的に好意的になってもらえる可能性が高いからということも言えるかもしれません。

好意的になってもらうために食事でもというのは、『ランチョンテクニック』と言われていますが、なぜ食事を一緒にすると好意的になってくれるのかというと、ヒトは食事をしているときは、心理的に無防備になるからです。
そして心理的に無防備になることで心のバリアが弱まることで、相手に対する警戒心も弱まり、好意的になってくるのです。

珈琲やお茶を飲んだ瞬間がビジネスチャンス

また、ヒトは物を飲み込んでいるときに暗示にかかりやすいということが言われています。

飲み込むという行為を考えてみても、いったんその行為を始めたら、もう自分の意志では止めることができないことから、その状況を受け入れるしかなくなるのです。

そういう状況のときに、ヒトは話しかけられたことを比較的受け入れやすくなることが知られています。

そのまま受け止めるしかないという無意識の心理が働くのです。

つまり、相手が何美嘉を飲み込んでいるときを狙って、交渉のキモになる話をすれば、「イエス」と言わせやすくなるのです。
会議や打ち合わせなどは、相手が珈琲やお茶を飲んだ瞬間などがねらい目ということになるでしょう。

食事の真っ最中ではさすがに話しかけずらいものですが、食後に珈琲やお茶を飲むというタイミングであれば自然だし、やりやすいでしょう。

珈琲を飲んでいるときがねらい目

もう一つ、オーストラリアのクイーンズランド工科大学の研究によると、人は珈琲を飲むと説得されやすくなるという報告があります。
なぜならば、珈琲に含まれているカフェインには興奮剤的な作用があるので、神経が研ぎ澄まされ、相手の話への興味が増してしっかりと聞くようになり、その結果、説得されやすくなるのです。

商談やプレゼンは、相手と食事をした後、珈琲をだして相手が飲んでいるときに行うのが良いということになります。

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