瞑想とは何なんだろうか | 薬剤師トピックス

瞑想と言うと、心が落ち着いてリラックスし、ポジティブになれるというようなイメージがありますが、ロンドン大学の研究チームが、瞑想建研者に調査をしたところ、約4人に1人は瞑想中に不快な経験をしていたという研究報告があります。

ただし、この研究では、どういった不快な経験だったのかというところまでは踏み込んで調査されていないので、具体的なことはわかりません。

マインドフルネスを目的とした瞑想

最近、『マインドフルネス』という言葉がよく使われるようになりましたが、『マインドフルネス』は、過去や未来ではなく、今・ここで起こっているものごとを体験し、ただ目の前のことに集中する状態になります。

今、この瞬間の自分の心身・周りの状況に集中するわけですが、ありのままを受け入れ、自分の思考や感情、行動などについての善悪の判断や評価をせず、ありのままということがポイントになります。

マインドフルネスが上手くできるようになると、必要のない不安やストレスから解放され、相手の考えをあるがままに受け売れられるようになったりします。

こうすることにより、集中力が向上したり、記憶力や判断力の向上もはかれ、無意識に自分がもっている固定概念に気づけるようになり、そこから新しい発想やアイデアを得るための想像力の向上にもつながります。

マインドフルネスに向いていないケース

マインドフルネスは良いことばかりのような感じですが、PTSD(心的外傷後ストレス障害)があったり重度のうつ病の人は、マインドフルネスをすることでかえって症状が悪化してしまうリスクもあります。

瞑想している時に、強いトラウマがフラッシュバックされてパニックになることもあります。

こういったケースは医師と相談すると良いでしょう。

瞑想とは

瞑想というと、静かに目をとじて、勢い良く流れ落ちる滝に打たれながら、表情一つ変えずに身動きもせず、黙想している禅僧をイメージするかもしれません。

『瞑想』とは、東洋の神秘技法で、深い集中状態、精神の統一状態を道く方法やその集中状態のことです。

瞑想の時には、心が空っぽになるくらい研ぎ澄ませた集中状態になっています。

瞑想しても、なかなか集中できないという人も多いと思いますが、これは心がざわついてしまうからで、なぜ心がざわついてしまうのかと言うと、何かにこだわりすぎていたり、何かを極度に恐れていたり、何かに執着する心が、集中を妨げてしまいます。

上手に瞑想するには、これらのこだわりや恐れ、執着を手放してしまえばいいのですが、これが口で言うほど簡単ではありません。

瞑想で不快な感覚を持ったという人は、こだわりや恐れ、執着などで集中できなかったり、瞑想でトラウマがフラッシュバックされたりということが関係しているのかもしれません。

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