ココイルイセチオン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸エステルのナトリウム塩になります。洗浄剤として、石鹸やシャンプー、リンスなどに用いられています。

実際に化粧品などの成分表示では、ココイルイセチオン酸Na(Sodium Cocoyl Isethionate)という表示になります。
医薬部外品では、ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウムと書かれていることもあります。

ココイルイセチオン酸ナトリウムは、肌にやさしいアミノ酸系界面活性剤

ココイルイセチオン酸ナトリウムは、肌にやさしいと言われているアミノ酸系界面活性剤になります。

界面活性剤アミノ酸系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤(両性系面活性剤)、タウリン系界面活性剤、PPT系界面活性剤、高級アルコール系界面活性剤、スルホコハク酸系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤などがあります。

ココイルイセチオン酸Naは、アミノ酸系の界面活性剤の、陰イオン界面活性剤になります。

泡立ちという点では、高級アルコール系のものが優れていて、アミノ酸系は泡立ちという面からいうとあまり良くなく、洗浄力もどちらかというと他の界面活性剤よりも弱いでしょう。
しかし皮膚への刺激が少ないのが特徴です。

陰イオン界面活性剤とは

ココイルイセチオン酸Naは、陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤と呼ばれることもある)ですが、どういうことかというと、水に溶けた際に陰イオンを電離する界面活性剤です。陽イオンの物に比べ、汚れを引き離す力があるので洗浄剤に向いています。

一方、陽イオン系面活性剤(カチオン界面活性剤と呼ばれることもある)は、吸着する力があり、トリートメントやコンティショナーなどに使われたりします。
両性界面活性剤というのは、陽イオンと陰イオンの両方の特徴を持っているため、汚れを落としつつコンディショニング効果も期待したいと言った場合によい界面活性剤と言えるでしょう。

ココイルイセチオン酸Naの安全性

ココイルイセチオン酸Naは、シャンプなどの洗浄剤に用いられる界面活性剤で、実際にはシャンプーなどに洗浄成分として低い濃度配合されています。水で洗い流す形ですので、実際には1%以下の濃度での使用ということになりますが、この濃度では非刺激性であり、刺激性があっても軽度のものと考えられます。

ただし、8%のココイルイセチオン酸Na溶液を配合した石鹸を5日間使用した結果、中度の刺激性を示したものもありました。
いくら肌への刺激性が少ない界面活性剤だといっても、きちんとすすぐことが大切です。

目刺激性については、ウサギをもちいた眼刺激性試験において、軽い眼刺激が報告されています。
眼に入ったら速やかに洗い流すということが大切です。

皮膚感作性については、ほとんど知られてなく、ほとんどないと考えられています。

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