おしゃれマスク、ケースバイケースで機能性も考える | 美容トピックス

外出時にはマスクをしているのがデフォになっています。

マスクをすると、せっかくの素敵な顔が隠れてしまう、お化粧の楽しみが半減してしまう、なんかうっとおしいと言う人がほととんどで、喜んでいるのは、ごく一部のマスクフェチの人ぐらいかもしれません。

できれば、マスクなんてしないで済むならそれにこしたことがないという人がほとんどだと思いますが、感染症の拡大防止のためにも、今やマスクは必須アイテムにさえなっています。

日本人って昔からマスクしてたの?

日本を中心としたアジアの国は、マスクをする習慣がありますが、日本人はいったいいつごろからマスクをしていたのでしょうか。

日本でマスクが注目されたのは、大正時代と言われています。

この時、何があったのかというと、スペイン風邪(インフルエンザ)の大流行で、国は黒いマスクを着用した紳士と婦人を描いてポスターにしたのですが、そこに『マスクをかけぬ命知らず!』というコピーまでつけられました。

マスク自体は、すでに明治時代の初期からあったのですが、真鍮の金網を芯に布地をフィルターとして取り付けたもので、風邪などの予防というよりは、粉塵よけとして利用されていました。

そして、マスクはいろいろと改良を重ねていきます。金網だった部分がセルロイドになったりします。

そして、マスクをする習慣が定着してきたと言われているのは、1934年です。

この時、何があったかというと、インフルエンザの流行と、インフルエンザウイルスの発見です。

スペイン風邪のときは、まだインフルエンザウイルスというものが発見されていなかったのですが、これ以降、インフルエンザが流行るたびにマスクの需要も高まっていきました。

さらに、1980年代になると花粉症の流行にもマスクが有用ということになり、どんどんとマスクが普及していったのです。

マスクの表示

マスクは、医薬品医療機器等法の対象外となる衛生雑貨です。

ですので、医薬品・医療機器・医薬部外品・化粧品のように、医薬品医療機器等法の規制を受けず、性能についての法的な検定規格はありません。

もちろん、衛生雑貨なので、医薬品のようにコロナウイルスに効く、インフルエンザウイルスに効く、ノロウイルスに効くというような表現はできません。

そこで、全国マスク工業会という団体ができ、そこでマスクに対する表示・広告自主基準ができました。

全国マスク工業会では、適正な表示推進、マスクのフィルタ性能の試験方法の統一化などを行っています。

そこでは、マスクの定義が示されています。
あくまでも業界の表示・広告自主基準であって、法的にさだめられた定義ではありません。

『マスク』は、天然繊維・化学繊維の織編物または不織布を主な本体材料として、口と鼻を覆う形状で、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制、また、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制することを目的に使用される、薬事法に該当しない衛生用製品。

しっかりしたメーカーの多くは、全国マスク工業会に加盟していて、表示の部分を見ると『(一社)日本衛星材料工業連合会自主基準による表示』というような文言があります。

ここでも、全国マスク工業会に加盟しているメーカーかわかるのですが、さらに全国マスク工業会では、会員会社の製品には、『JHPIA 全国マスク工業会会員』というマークがついています。

マスクでもおしゃれ

マスクというと、医療機関で使われているような白一色のサージカルマスクが主流ですが、最近では、ずっとマスクで顔が隠れてしまうので、それならばマスクでおしゃれをしちゃおうと、いろいろと個性的なマスクが登場してきています。

カッコいいデザインが入ったもの、かわいい動物が描かれているもの、中には笑っているときの口元などが描かれていて、マスクで個性を主張するという人もいます。

デザインもいいのですが、仕事柄ずっと一日中マスクをしていなければならないという人も多いと思います。

人によっては、仕事用とおしゃれ用とか使い分けている人もいるようですが、長時間つけることも考えると、吸湿速乾性で、通気性があるものを選びたいところです。
通気性が高いマスクであれば、熱を逃し息がしやすいでしょう。

一方、3密となるようなところにどうしてもいかなければならないような場合、やはり重視したいのが機能性、つまりウイルスの飛沫をどのくらいカットできるかという点に重点を置くとよいでしょう。

全国マスク工業会の会員会社の製品には、マスクのフィルタ性能の試験結果が表示されているものもあります。

BFE(最近飛沫ろ過効率)試験、VFE(ウイルス飛沫ろ過効率)、PEF(微粒子ろか効率)試験などで、99%カットフィルターなど記載された不織布のマスクを選ぶと良いでしょう。

もちろん、これで完全にウイルスをブロックできるというものではありませんが、入ってくるウイルスの量を少なくできれば、感染リスクを下げることができます。

マスクでのおしゃれ、TPOを考え、あまり人がいないような外を歩くときは吸湿速乾性で、通気性があるもの、3密の場所にいかなければいけないときは、BFE(最近飛沫ろ過効率)試験、VFE(ウイルス飛沫ろ過効率)、PEF(微粒子ろか効率)試験などで、99%カットフィルターを使っているものというような形で使い分けをしてみるのも良いのかもしれません。

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