最近では女性はもちろん男性も化粧するなど、美に対する意識も高まってきています。
女性のみならず男性も周りから若々しく見られたいと思う人も増えてきています。
『肌の老化』と言われるシミ・シワなどがあると、それだけで老けて見られたりするものです。
このシミやシワといった肌の老化と深く関係あるのがAGEなのです。
肌の老化の原因となっているAGE
AGEは、シワやシミ、ニキビなどの原因になっているものです。
ヒトの皮膚は、コラーゲンによって弾力を保っています。コラーゲンはヒトの体にある蛋白質の約7割を占めていますが、このコラーゲン繊維がくずれ弾力を失ってしまうと、皮膚も弾力を失ってしまい、それがたるみやシワにつながります。
コラーゲンがあるとなぜ肌の弾力が保てるのかというと、肌の奥にある皮膚にあるコラーゲンは3本の糸状の繊維からできています。
それらが伸び縮みすることで弾力が保たれています。
しかし、ここにAGEというものがくっつくと、そのコーラゲン繊維が自由に動けなくなり肌の弾力が失われてしまいます。
そうなると、それがシワの原因になったりクスミの原因にもなります。
また、AGEは溜まると茶色のシミとなってしまいます。
ニキビに関しても、チョコレートを食べ過ぎるとニキビができるなどと言わていて、その原因はチョコレートに含まれている脂肪分だと思っている方もいると思いますが、実は過剰なブドウ糖が中性脂肪に変えられて、それが皮膚に溜まってくるのが原因になっています。
AGEって何?
シワやシミといった肌の老化、ニキビの一因にもなっているAGEですが、AGEとは何なのでしょうか。
AGEは、 Advanced Glycation End Products の略で、日本語にすると「終末糖化産物」ということになります。
どういうものかという蛋白質や脂質がブドウ糖と結びついてできるものです。
つまり、糖をたくさん食べ過ぎると、余った糖が体の中にある蛋白質や脂質と結びつき、糖化を起こして変性してしまいます。
AGEを溜め込まないようにするために
肌の老化につながるAGEは、できるだけ体に溜めたくないものです。
どうしたら良いのでしょうか。
糖の摂り過ぎを控える
糖質の過剰摂取は、血糖値の上昇につながり、余分なブドウ糖ができやすくなります。
それが蛋白質や脂質と結びつくので、まずはその余分なブドウ糖をためないためにも、糖質の摂り過ぎは控えるようにします。
紫外線を避ける
紫外線といえば、シミやシワの原因ですが、紫外線の刺激でAGEが増すことが知られています。
いたずらに紫外線を浴びたりせずに、日差しが強いときはUVカットのケアも忘れずに行うと良いでしょう。
タバコはやめる
タバコは健康に悪いものです。なぜ、そんなものの販売を国が認めているのか、甚だ疑問ではあるのですが、健康はもちろん美容面でもタバコはやめるべきです。
タバコを吸うと、30分ぐらいで体の中に肌の老化につながるAGEが増えてくることがわかっています。
ちなみにAGEが多いものは、糖と蛋白質が一緒に加熱されているもの、キツネ色に焼かれているものなどがあげられます。