シャンプ―の洗浄成分と髪の洗い方 | 美容トピックス

シャンプーの中には、だいたい30~40%ぐらい洗浄剤が配合されています。

シャンプーの洗浄剤は、いわゆる界面活性剤になるのですが、4つの系統に分類することができます。

2つ以上の系統の界面活性剤が入っているものもありますが、それぞれの系統の特徴を知って、上手に使い分けると良いでしょう。

シャンプーの4つの系統の洗浄剤

シャンプーに配合されている洗浄剤は、「アミノ酸系」、「石鹸系」、「高級アルコール系」、「ベタイン系」と大きく4つの系統に分けることができます。

アミノ酸系

成分表示をみて、「ココイル〇〇〇」、「コカミド〇〇〇」、「ラウロイル〇〇」などとなっているものが、このアミノ酸系の洗浄剤になります。

アミノ酸を主原料としているので、肌細胞に近い成分からなっていて安全性が高く、低刺激なのが特徴です。

pHは弱酸性で、髪のタンパク質を守りながら洗浄できるので、髪のダメージが気になる人や、敏感肌の人にオススメです。

泡がマイルドなのですが、泡立ちが弱く、洗浄力が強くないというのが欠点なため、しつこい汚れは落ちにくいというデメリットもあります。

石鹸系

石鹸系の洗浄剤には、脂肪酸エステル脂肪酸ナトリウムがあります。

石鹸系という言葉から連想できるようにpHはアルカリ性で、洗浄力が高いのが特徴です。
微生物によって分解されるので環境にも優しく、刺激性は普通です。

ただ、ゴワつきを感じやすく、パーマだれやヘアカラーの褪色が早いというデメリットもあります。

高級アルコール系

ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなどが、高級アルコール系の洗浄剤です。

泡立ちがyおく、洗浄力も高く、比較的安価といったところが最大のメリットになりますが、脱脂力や刺激が強いといったデメリットもあります。

脱脂力が強いので、頭皮が脂っぽい人や、脂性肌の人にオススメの成分です。

ベタイン系

「〇〇ベタイン」というように、成分名の最後が「ベタイン」となっていれば、ベタイン系の洗浄剤になります。

低刺激で安全性が高く、保水性にも優れています。

泡立ちは普通で、アミノ酸系よりは良く、高級アルコール系のものよりは劣るといったところです。

シャンプーは髪ではない部分を中心に洗う

シャンプーというと洗髪のアイテムですが、洗髪というと、長い髪の女性が『髪』を洗うというイメージがあります。

もちろん、シャンプーで髪を洗うというのは正しいのですが、もっと洗うべき重要なポイントがあります。それが『頭皮』です。

シャンプーで髪を洗うといったとき、洗う比率でいうと「髪:頭皮=2:8」ぐらいのイメージで洗うのが良いでしょう。

なぜならば、髪の汚れはほとんどの場合、水で素洗いするだけで落ちます。シャンプーでないと落ちないのは、髪の汚れよりも、むしろ頭皮の汚れなのです。

頭皮には、水だけでは落とせない皮脂などの油汚れがあり、これをシャンプーで洗い落とすのです。

注意すべきポイントは、後頭部です。後頭部は毛の量が多く、汚れがたまりやすい部分なので、念入りに洗うと良いでしょう。

髪は頭皮を洗った残りの泡で洗い流すくらいのイメージでも十分で、あまりゴシゴシと洗うと、かえってキューティクルを傷めてダメージヘアをまねいてしまいますので注意が必要です。

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