「体重計に乗るとダイエットの成功率が上がる」などと言うと、ウソだ!という人もいそうですが、実は、体重計に乗るというのはダイエットの重要なポイントなのです。
体重計に乗る回数が多いとダイエットの成功率があがる?
そんな馬鹿な! それだったら、いくらでも体重計に乗ってやるよ! というツッコミが入りそうですが、もちろん、減量の努力もしないで、毎日体重計に乗るだけであれば、それは1日に30回体重計に乗ろうが、100回体重計に乗ろうが、体重は変わらないと思います。
あくまでも、減量の努力をしてという条件ですが、実際に、体重計に乗る回数が多いほど、体重が増えにくく、減りやすいという研究報告も出ています。
(Obes Res Clin Pract. 2013 (7) 5, 361-366 : Effect of weight-loss program using self-weighing twice a day and feedback in overweight and obese subject: A randomized controlled trial)
朝と夜、1日2回体重計に乗ることで、ダイエットのモチベーションにつながります。
また自分の体重の増減が、ふだん何の影響を受けているのかということが分析でき、食事内容や行動を振り返ることによって、課題や対策も見えてきます。
例えば、休み明けに体重が増えていれば、休みで家でゴロゴロしていたからかなというように、改善点が見えてくるので、ダイエットの成功につながりやすいのです。
食事制限はどの程度が良いのか
急で過度な食事制限は体によくありません。
まずは1ヵ月で1kg減らすようなペースでいくと良いでしょう。
あせりは禁物です、1ヵ月1kgといっても1年続ければ12kgになります。
体脂肪は1kgあたり7000kcalに相当します。
これから考えても、7000kcalを一気に食事制限や運動で消費しようとしたら、それは並大抵のことではないのはすぐにわかります。
それでも無理をして強行すると、当然そのリバウンドがきてしまうというわけです。
しかし、1ヵ月食事制限でとなると、1日あたり240kcal減らしていけばよいという計算になります。
こうなると随分、現実味が出てくると思います。
間食、アルコールをやめるといったことでかなり減ってくると思います。
夕食は早い時間に
ダイエットにとって、夜遅い時間の食事は好ましくありません。
夜はその後、就寝するだけですので、動いてエネルギーを消費するというわけではありません。
また夜遅い時間の食事だと、就寝中も胃腸の負担が増えてしまいます。
夜遅い時間、どうしてもというのであれば、軽めの野菜スープとか低脂肪ヨーグルトを少しという程度に抑えることがコツです。