ダイエットを妨げる一番の犯人をあげろと言われると、それは砂糖や人工甘味料などの添加糖です。
なぜ添加糖がいけないのか
太りやすい食材といえば、真っ先に出てくるのが砂糖です。
砂糖は血糖値をあげて、インスリンの分泌を刺激します。
砂糖の場合は、インスリン値がすぐに上昇して、しかもそれが長時間にわたります。
砂糖(ショ糖)は、グルコースとフルクトースからできていますが、フルクトースは肝臓のインスリン抵抗性、つまりインスリンの血糖値を下げる作用を弱めてしまう直接の原因になっています。
こうなると、今までどおりのインスリンの分泌だと血糖値がなかなか下がらないので、さらなる高いインスリン値をまねく結果になるのです。
インスリンがたくさん分泌される状態が続くということは、それだけ脂肪が合成されやすいということ、つまり太りやすくなるということです。
このインスリン抵抗性の主な原因となるのが、砂糖や人工甘味料の摂取で、これらの添加糖は、他のものよりも太りやすい食材なのです。
だからこそ、ダイエットを考えるとき、真っ先に削るべきなのは、添加糖ということになります。
添加糖は特に注意
添加糖というと、加工食品に添加された糖です。
グルコースやフルクトースがいけないというのあれば、果物にはフルクトースがいっぱい含有していますし、牛乳にだってラクトースが多く含まれています。
果物だって牛乳だって問題で、食べるものがなくなっちゃうじゃないかとなりますが、これらの天然の糖と添加糖は全く違います。
何が違うのかというと、その含有量、濃度になります。
もちろん、果物や牛乳だけでなく、いろいろな食材には天然の糖が含まれていて、糖を摂らないようにするなんていうのは非常に難しいことです。
そういった意味でも、糖の含有量や濃度が全然違う添加糖をまず減らすことが、頭のいい効率的なダイエット法なのです。
例えば、キャンディなどは砂糖のかたまりのようなものです。
糖と書かれていなくても要注意
添加糖がどのぐらい使われているか、原材料名のところに書いてあるだろうチェックしますが、なかなか難しいのです。
素直に「砂糖」と書いていれば、これは添加糖だなってわかるのですが、そうでないものが多いのです。
グルコース、フルクトース、スクロース、マルトース、マルトースなどは名称に「糖」の字がなくても添加糖になりますので要注意です。
間食は添加糖の宝庫、ダイエットするならやめるべき
間食には、いわゆるおやつ(お菓子)を食べると思いますが、こうした間食はダイエットをやる場合には控えるべきです。
いろいろな理由がありますが、その一つに、間食となるようなお菓子には、添加糖が使われている可能性が非常に高いのです。
チョコレート、ビスケット、クッキー、プリンなどは、添加糖が使われています。
喩え、低脂肪などと書かれていても、低脂肪にして味が足らなくなった分を糖で補っているのです。