眠れる森の美女のための3つのホルモン | 美容トピックス

美肌を守るためには、睡眠が大切といわれていますが、これには3つのホルモンが大きく関わっています。

目覚めのホルモン、セロトニン

睡眠は人間にとってとても大切な生理的活動です。1日の睡眠時間を6時間だとしても1日のうちの1/4の時間は睡眠時間ということになります。

8時間寝るのであれば、1日の1/3は睡眠時間ということになります。これだけの時間を費やすほど大切な睡眠ですが、睡眠をきちんととることで、夜間に昼間得た情報を整理することができたりするのです。

いわば睡眠時間は人間が生きていく上でとても大切な充電時間というところです。

そして朝起きるとき、朝の目覚めに大きく関係しているのがセロトニンというホルモンです。

セロトニンは、朝の目覚めを助けるだけでなく、精神を落ち着かせる働きがあります。

そして日光を浴びると多く分泌されてきます。

だからこそ、朝起きた時、すぐにカーテンを開けて日の光を浴びるということは、シャキッと目覚めるためにもオススメです。

美容にも良い成長ホルモン

睡眠というと、成長ホルモンも大きく関係しています。昔から「寝る子は育つ」といわれていますが、この言葉は科学的に考えてみるとあながちデタラメというわけでもなさそうです。

成長ホルモンは、体の成長に欠かせないホルモンですが、アンチエイジングや美容に対しても大切な役割を果たしています。

成長ホルモンは、普段は体のメンテナンスのために働いたり、コラーゲンの生成を助けることにより肌や髪を綺麗に保つのに役立ちます。

理論的には成長ホルモンは脂肪を分解することからダイエットの手助けにもなります。

しかし、この成長ホルモンは、残念なことに歳を重ねるとともにその分泌量が減少してしまい、この成長ホルモンが不足することで老化が起きたり、肥満になったり生活習慣病にかかりやすくなったりすると言われています。

成長ホルモンは、床に入ってから30分~3時間、つまり体温が下がって最も深い睡眠状態になったときに最も分泌が高まるとされていますので、しっかりと眠って、成長ホルモンがきちんと分泌されるようにすることで、健康と美容が維持できるのです。

良質な睡眠に必要なメラトニン

もう一つ、睡眠と関係が深いホルモンとしてメラトニンをあげることができます。

メラトニン良質な睡眠のために必要で、体温や血圧を下げ、脈拍を落ち着かせ、脳の興奮を静める働きがあります。

しかし、このメラトニンも加齢とともに分泌量が減ってきてしまいます。

美容やアンチエイジングを考えるにあたっても、しっかりと睡眠をとり、きちんとセロトニン、成長ホルモン、メラトニンが正常に分泌されるようにしておくことが重要なのです。

まさに、「寝る子は育つ」という短い言葉は、睡眠やホルモンの働きのことも考えられている奥深い言葉なのかもしれません。

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