冬から春となり、桜の花も散り、いよいよ新緑の季節にもなってくると、1日の日照時間も長くなり、そろそろ紫外線が気になるようになってきます。
紫外線といえば、切っても切れないのがシミです。
ゴールデンウィークも近づいてきましたが、そのころになると結構紫外線が強くなってきているのでシミも心配です。
シミってできやすい体質とかってあるの?
残念ながら、シミにはできやすい、できにくいの体質はあります。これにはある程度遺伝的な体質が関与しているといわれています。
どんな人が日焼けによるシミができやすいかというと、色白の人です。
メラニン色素は紫外線を肌から守る働きもしているので、色白のほうが紫外線の影響を受けやすく、その分シミもできやすいのです。
一方、色黒の人はというと紫外線には強いのですが、炎症性の色素沈着を起こしやすくなります。
特にアレルギー体質で炎症を繰り返していると、炎症性色素沈着を起こしやすくなり、色素沈着が慢性的なものになりやすいので要注意です。
ビタミンCは飲んでもシミに効果があるの?
美白化粧品には、美白成分としてビタミンC誘導体が有効成分として使われていた李します。
一方、口から飲むビタミンC製剤などの効能をみると、「しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着の緩和」といった効能が書いてあります。
肌に直接塗る美白化粧品ならともかく、そんなビタミンCを飲んだぐらいで本当にシミに効くのだろうかと思われるかもしれませんが、ビタミンCを飲むことによって確かに日焼けによるシミの予防効果はあります。
ビタミンCには、抗酸化力があり、そのために紫外線に当たることにより発生した活性酸素を除去します。
このことにより、皮膚を守るとともに、シミを作りなさいという命令シグナルの原因がなくなるので、シミ予防につながるのです。
実際に、レジャーなどで海や山などの紫外線の多い場所に行く2週間前からビタミンCをたくさん摂っているとシミ予防につながるというデーターもでています。
シミ予防効果はあるビタミンCですが、残念ながらすでにできてしまっているシミを消すということはあまり期待できません。
日常のUV対策には、パウダーファンデーションがオススメ
UVコーナーにいくと、SPF値が高いUV化粧品がたくさん並んでいます。
それじゃ、紫外線対策にと、SPF値が高いファンデーションを買って毎日使っていると、これは結構肌の負担になってしまいます。
なぜならば、SPF値が高いUV化粧品には、紫外線吸収剤が多く含まれているからです。
できれば、SPF値が高いUV化粧品は、ここぞというとき、たとえばレジャーの時などに使うとよいでしょう。
毎日、日常的に使うというのであれば、SPF値が書いてなくても、パウダーファンデーションがオススメです。
なぜならば、パウダーファンデーションには、紫外線を跳ね返す紫外線散乱剤のような効果があるからです。