赤ちゃん専用のトイレタリー製品は、ものすごくいっぱいあります。
でも、自分もお金ももったいないし、面倒くさいし、自分が使っているトイレタリーやコスメティック製品を赤ちゃんにも使っちゃっていいだろうというのは、あまりオススメできません。
赤ちゃん専用のトイレタリー、成分は似ていても違う
自分が使っているトイレタリー、これ乳幼児に使っちゃっていいのかなということで成分を確認してみると、普通の家庭用トイレタリーをほとんど同じになっています。
なんだ、同じじゃ使っても大丈夫なんじゃない?と思うかもしれないけど、どうなのでしょう。
わざわざ高いお金を出して、ベビー用製品を買う必要あるのかなと思ってしまうかもしれませんが、やはり、赤ちゃん用のベビーようトイレタリー製品が、一般の大人用の製品とは別にあるのにはそれなりの理由があります。
それは、乳児・幼児は、まだ免疫システムが十分に発達しておらず、肌・粘膜の天然のバリアに頼るところも大きく、細菌による影響を受けるリスクが高いのです。
欧州では、ベビー製品に対して厳しい基準が設けられている
欧州では、3歳以下の子供用のトイレタリー製品はカテゴリーⅠの製品として、特別な規定が設けられています。
カテゴリーⅠの製品だと、3歳以上の子供及び大人用のトイレタリー製品に対して、細菌含有率が1/50以下でなければならないということになっています。
そして、そのレベルを維持するには十分な保存料が含まれている必要があるのです。
乳幼児での注意点
大人であれば、肌に使ってみて刺激があったり、テクスチャーが自分には合わないと思ったとき、主張もできますし判断もできます。
しかし、乳幼児は、たとえ痒くてもそのことをうまく伝えることができません。
さらには、自分ではまだ掻けなかったり、逆に掻きすぎてかきこわしてしまうこともあり、せいぜいできることといえば泣くことぐらいです。
だからこそそういった場合は、大人が肌に異常はないか、赤い斑点や変色していないか、腫れ物はないか、発疹はないか、皮膚は剥離していないかなどに気を配ってあげる必要があります。
おむつをあてている部分の肌がただれてくるおむつかぶれも乳幼児にはよく見られます。
おむつかぶれを防ぐには、おむつをあてておく部分をできるかぎりサラサラの状態に保ってやることがとても大切です。
おむつかぶれ防止の基本は、やはりこまめにおむつを交換するということになりますが、ワセリンのような軟化剤を使い、肌表面を耐水性の薄い膜で覆ってあげることで、化学物質による刺激を和らげます。
肌が赤味を帯びていたりただれていたりすると、軟化剤の量を増やした方がいいのかなと思う人もいますが、軟化剤が赤みやただれの原因になっている場合もあるので注意が必要です。