体には多くの筋肉がありますが、太らないために鍛えておきたい筋肉があります。その主なものは5つあります。
中年太りを防ぐ筋トレ
中年太りの大きな原因は、加齢による基礎代謝量の減少ですが、この基礎代謝量を上げるのに効果的なのが筋力トレーニングです。
筋力トレーニングをして基礎代謝量を上げることで、脂肪燃焼の効率が上がり、太りにくくなっていきます。
筋力トレーニングといっても、どの筋肉をトレーニングしたら効率的なのかというと、基本的な体の動きを作るのに大切な5つの筋肉を覚えておくと良いでしょう。
中年太りしないための5つの筋肉
それでは、中年太りしないために鍛えたい5つの筋肉をご紹介します。
大腿四頭筋
大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋の4つの筋肉で構成されていて、人体で最も大きな筋肉です。
ひざを伸ばす太ももの前面にある筋肉です。
ハムストリング筋
大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋からなります。
ひざを曲げる太ももの裏面にある筋肉です。
走っているときに立ち止まる動作のときにも活躍します。
大殿筋
お尻にある筋肉でその名のとおり臀部最大の筋肉です。
お尻の筋肉は、脂肪燃焼や、頭部から爪先までパワーアップするために重要です。
立ったり歩いたり走ったりするときに重要で、骨盤の後ろから太ももの横まで伸びています。
上半身を支えるとともに、上半身と下半身の動きをつなぐ役割があります。
腹筋群と背筋群
腹筋と背筋は状態を支えるのに必要な筋肉群です。
筋トレとホルモン
筋力トレーニングをすると、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)という若返りホルモンが分泌されてきます。
DHEAは、加齢とともに分泌量が減ってきてしまいます。
DHEAは主に体内の副腎皮質で分泌されますが、その分泌量は思春期に急激に高まり20代でピークを迎え、その後急激に分泌量が減少し、40代では約半分、80代ではほとんど分泌されなくなってしまいます。
しかし、軽い筋肉運動をすることで分泌が促されます。
また、筋力トレーニングをすることで、成長ホルモンの分泌も促されます。
成長ホルモンが分泌することにより、筋肉量が増えたり、若返りにも効果があります。
さらに、運動すると、筋肉からアイリシンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
このアイリシンというホルモンは、運動ホルモンとも呼ばれ、脂肪がエネルギー産生機能を持つ褐色脂肪に代わっていくので、脂肪を燃やしやすい身体、つまり太りにくい体になっていきます。