人間は、年齢とともに、若いころとは違って取り込んだエネルギーを上手に使いきれなくなってしまい、中年太りになりやすくなってしまいます。
そこで大切になってくるのがGI値です。
GI値とは
そもそもGI値とは何かというと、グリセミックインデックス値です。
糖化指数ともいわれるものですが、もっとわかりやすく言うと、食事をした後に血糖値が上がる速度を示した数値とも言えます。
食事をすると血糖値が上がりますが、このGI値が高い食材を食べると食後に血糖値が急激に上昇しますし、GI値が低い食材を食べたときは食後の血糖値の上昇がゆるやかになります。
太らない体をつくるためには、GI値が高い食材を控え目にすることが重要になってきます。
適切なGI値ってどのくらい

結論を先に言うと、適切なGI値の目安は60以下ということになります。
GI値が高いもの、つまり太りやすいものとそのGI値を挙げると次のようになります。
GI値が80以上のもの
太らない体をつくりたいならば、これらのものは極力控えることをオススメします。
白砂糖(GI値:約100)
食パン(GI値:90)
はちみつ(GI値:90)
もち(GI値:80)
そうは言っても、たまにはもちを食べたいときもあるので、それを抑えて無理することもないと思いますが、食べすぎには注意しましょう。
はちみつなどは、体に良いとされる食材ですし、一度にはちみつを大量に使うということもないでしょう。ただしかけすぎには注意しましょう。
またGI値が90の食パンを食べるのであれば、GI値が35の全粒粉パンにするなどの工夫をすることもできます。
GI値が70以上のもの
白米(GI値:70)
トウモロコシ(GI値:70)
ジャガイモ(GI値:70)
GI値が70の白米は、GI値が50の玄米にすることで、GI値を抑えることができます。
GI値の目安
ダイエット関係の本などを見ると、いろいろな食材のGI値が載っていたりします。
それを全部記憶するというのは大変なことです。記憶力に自信がある人であればそれでも良いのでしょうが、なかなか覚えられません。
また、料理のたびにいちいち本を開いてGI値を調べていては大変です。
もちろん銘柄によっても違ってきますので本に書いてあるGI値を暗記しても、参考程度にしかならないでしょう。
実生活のことを考えれば、いちいち個々の食材を覚えたり、調べたりする必要はなく、ポイントを抑えておけば十分です。
適切なGI値の目安である60を超えるかどうかをチェックしておけば良いでしょう。
肉類・魚介類・イモ類を除く野菜類・乳製品はGI値60は超えません。
砂糖と多くの炭水化物はGI値60を超えてきます。
意外とGI値があるのが、ジャガイモ(GI値:70)とトウモロコシ(GI値:70)
ちなみにサツマイモはGI値は48です。
これも銘柄によっても違いますので、いちいち覚える必要もないでしょう。
今までより少しでもGI値を減らす
あまり神経質にならず、今までよりも少しでもGI値を減らすということを考えればよいでしょう。
そのために注意点としては、加工食材や外食、ジュース・缶コーヒーの糖分に十分注意すると良いでしょう。
加工食品には、糖質表示などがしてありますので、お菓子類などを選ぶときは、そうしたところもチェックすると良いでしょう。