お風呂上りに肌がカサカサすることがあります。
お風呂につかって、水分たっぷりのはずなのに、なぜ肌がカサカサになってしまうのでしょうか。
それは肌にあるセラミドが大きな原因になっています。肌に存在しているセラミドは、優れた保湿作用がありますが、水に触れることで流れ落ちて失われてしまうのです。
だからこそ、このカサカサを防ぐには、体にもしっかりとした保湿ケアが必要になってくるのです。
一言で体の保湿といっても部位を考えて
顔と同様に体の保湿といっても、部位によって違ってきます。
もともと、皮脂の分泌量が多い部分は、保湿しなくても皮脂膜にって守られているので、何もする必要はありません。
具体的には、背中や胸などは皮脂の分泌量が多いので、特に保湿を考える必要はありません。
どうしても、カサつきを感じるというのであれば、油分が少な目の保湿成分入りのボディーローションを薄く伸ばしておく程度で良いでしょう。
逆に、手足は皮脂腺が少ないのですぐカサカサしやすい部分です。
手足は油分を適度に含む保湿クリームをていねいに塗るとよいでしょう。
特に、肘や膝はカサつきが気になりやすい部位になりますが、こうした部位には、尿素配合のクリームを利用すると良いでしょう。
赤ちゃん用ボディーローション・天然植物成分ローションの罠
ベビー用品というと、肌に優しいというイメージがあります。
ボディーローションも、赤ちゃん用のものなら、肌にやさしいと思いがちですが、落し穴があります。
赤ちゃん用のものには殺菌成分などが多く含まれていることがあるのです。
また天然植物成分配合のローションも、肌にやさしいイメージがありますが、逆に肌の弱い人にはかえって刺激になるケースもあるので注意が必要です。
敏感肌の場合は、アレルギーテスト済みのものや、アトピー用のスキンケア製品などがオススメです。
手あれは手を濡らしたら処置
手あれは、水仕事をする人に多い肌トラブルですが、手があれるからといって、仕事を休んだり、家事をやめたりということもできません。
しかし、一度手があれてしまうと、角質のバリア機能が壊れてしまい、悪循環になってしまい、より治りにくくなってしまいます。
もちろん、手あれができてしまっているのであれば、水仕事は極力最小限にとどめるようにし、ぬるま湯を使うようにします。
熱めのお湯を使うと、肌の乾燥を招きやすくなるので注意します。
また水仕事の後には、しっかりと水気をきちんと拭き取り、ハンドクリームを塗るのを習慣づけるようにしましょう。
ハンドクリームは尿素配合のものがオススメです。