化粧水などの化粧品に含まれている水は、局方の常水を蒸留したり、イオン交換樹脂を通して精製した精製水が使われています。

水道水は肌につけても大丈夫なのか

水道水は肌につけていいのかについてですが、結論から言うと日本であれば健康な肌であればまず問題ありません。

水道から出てくる水に関しては、飲料水として使えるように水道法に基づく水道水質基準というものがあります。
水道水質基準では、病原微生物や有害物質はもちろんのこと、水の性状に関する項目など約50項目ものチェック項目があり、それらをクリアしていることが前提になっています。もちろん大腸菌などが検出されてはいけません。

化粧にこだわっている人の中には、お風呂上りにすぐに精製水で顔を拭くという人もいるかもしれません。

確かに純度という点から考えると、精製水は常水を蒸留したりイオン交換樹脂を通しているわけですのでピュアになっています。

それはもちろん水道水より精製水を使ったほうがより良いということは言えますが、それじゃ水道水じゃ悪いのかというと、そんなに気にする必要はないということです。

食べられるからといって、肌に対して安全とはかぎらない

よく言われるのが、食べられるものだから肌につけても大丈夫というのは間違いということです。
例えば、食用油などはもちろん食べることができますが、食べられるからといって肌につけると不純物が含まれているために肌に対して刺激になってしまうケースがあります。

こういったことから、水道水は飲料水で飲む分には問題ないが、肌につけるとピュアな精製水とは違うので肌に悪いんじゃないかというふうに考えることができ、化粧品でも精製水を使っているわけだし、水道水じゃあまりよくないんじゃないかという疑問がでてくるのもわかります。

プールだって水道水

しかし、よく考えてみてください。
例えば学校でプールの時間などでプールに入ったりしますが、1時間近くプールの授業があります。
プールの水といえば水道水を使っています。プールに精製水を使っているなんていう超セレブな学校などないでしょう。
もし水道水が肌に悪いとなれば、学校のプールでも問題が起こるでしょう。

もちろんプールの水は塩素などを追加したりしているので、プールからあがったあとは水で体を洗い流しますが、その際の水も水道水を使っています。
自宅のお風呂や銭湯でも水道水を使っているはずです。
水道水が肌に悪いというのであれば、その時点で問題になるはずです。

でも水道水で肌に本当に悪くないの?

しかし、本当に水道水は肌に悪くないのでしょうか。
健康な肌の人は問題ないにしても、敏感肌やアトピー肌の人には影響があるのではという疑問があります。

ヨーロッパなどでは水にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれている硬水ですので、これが敏感肌の人などにとっては刺激になることがありますが、日本の場合はミネラルが少ない軟水になっているので、ヨーロッパの水などに比べてはるかに肌にやさしい水になっています。
従って、水道水が肌に及ぼす影響などはほとんど気にする必要はないでしょう。

しかし、水質が悪い地域では、水道水に多くの塩素を消毒剤として入れている場合があり、こういった地域では水道水に含まれている残留塩素でアトピーが悪化するといったケースもあります。

水質が悪い地域でアトピー肌という場合には、少し考えてもいいかもしれません。
その場合も、なにも精製水を使うなんていうことはする必要がありません。
浄水器などで残留塩素を取り除けば良いでしょう。