精製水とオイルで肌の保湿は間違い? | 美容トピックス

お肌には綺麗な水ということで、精製水を使ってスキンケアをしたり、保湿のためには水分と油分が必要ということで、オイルを多く使ったりする人がいますが、果たしてどうなのでしょうか。

お風呂あがりに精製水で肌を拭く必要はない

化粧品の原料には、精製水が使われたりしますが、肌の手入れのためになるべく水道水は使わず、精製水を購入するなど徹底したほうが良いのでしょうか?

結論から言うと、水道水でも問題ありません。

日本の水は、大体が軟水でミネラルが少なくなっているので、海外の水よりも肌にやさしくなっています。
したがって、水道水が肌に及ぼす影響などはそれほど考えなくても良いのです。

ただ、日本といっても広く、中には水質が悪い地域もあり、そのような地域では水道水に多めの塩素消毒剤が入っている場合もあります。

こうした場合、水道水の残留塩素によってアトピーなどが悪化するケースもありますので、もし水質が悪い地域に住んでいてアトピーがある場合は、浄水器を利用してみると良いでしょう。

どうしても水道水の残留塩素による肌への刺激が心配だという場合は、腐りやすい精製水を使うよりも塩素除去できる浄水シャワーヘッドなどを使うことがオススメです。

水質の悪い地域に住んでいてアトピーがあるという場合意外は、それほど水道水に神経質にならなくても良いと思います。

オイルで肌はうるおわない

保湿のために、お肌の水分が蒸発してしまう前にオイルでフタをしなければとオイルをいっぱい塗る人がいます。

しかし、「保湿」はそもそも、角質層に存在する水分とセラミドを補うことが大切なのです。

オイルは、角質層を覆っている脂質の代わりになるもので、確かに化粧水の蒸発を抑えたり、外部刺激から肌を守る保護膜としての役割を果たします。
しかし、こうしたオイルの役割はあくまでも肌をベールのように覆って「肌の保護」をすることであり、肌を「保湿」するわけではありません。

オイルで肌は保湿できないのです。

オイルで老いる?

特に、乾燥肌の人は、肌から水分が蒸発しないようにオイルでフタをしようと、オイルを多く使いがちですが、ここに落とし穴があります。
オイルを多く使い、油分を与えすぎてしまうと、肌の皮脂分泌をセーブしてしまい、かえって乾燥しやすくなってしまうのです。

また、しょっちゅうオイルを塗っていると、油分が空気に触れて酸化して、かえって老化の原因になる可能性もあります。

したがって、毎日たっぷりとオイルを塗ってオイルケアなどする必要はなく、肌が乾燥した時に、多少塗る程度にしておくべきです。
オイルの使いすぎは、かえって肌を乾燥させてしまうこともあるのです。

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