美容医療のフィラー治療におけるヒアルロン酸 | 美容トピックス

シワやたるみをどうにかしたいという人のために、美容医療があります。

そして美容医療では、フィラー治療が行われ、そこでよく使われるおがヒアルロン酸です。

フィラー治療

まずは、『フィラー治療』について簡単に解説します。

『フィラー』
とは、英語の fillerからきていて、直訳すると、埋めるもの、詰め物という意味になります。

つまり、美容医療でフィラー治療というと、ヒアルロン酸注入をはじめとした注入医療を指します。

目的としては、注入医療を行うことで、シワを伸ばしたり、肌にハリをもたせたり、ボリュームを出したりする目的で使用されています。

注入されたものは、徐々に体の中で吸収されていくため、フィラー治療の効果は永続的ではなく、プチ整形の一つとして考えられています。

ヒアルロン酸注入

美容医療分野で、フィラー治療にヒアルロン酸を使う場合は、ヒアルロン酸の溶剤を直接注射で注入していきます。

顔の凹んでいる部分にヒアルロン酸を注入してボリュームアップして、顔のラインを整えます。

ヒアルロン酸注入で用いられるヒアルロン酸は、約15~30mg/mLと化粧品の数倍の濃度で含まれています。

ヒアルロン酸は、注入されると徐々に吸収されていくため、治療効果を維持するためには、定期的にヒアルロン酸の注入をしていく必要があります。

しかし、ヒアルロン酸は吸収してまったくなくなってしまうのではありません。

注入されたヒアルロン酸は、その一部はわずかですが、体内の細胞に入りこんで、自家組織に置換していきます。

ヒアルロン酸自体は、もともと体の中にある生体成分であるので、アレルギー反応が起こりにくいとされています。

もし治療結果が気になる場合は、ヒアルロニダーゼという酵素を注入することで、ヒアルロン酸のβ1,4結合、β1,3結合が加水分解され切断されるので、溶かすことができます。

そうすることで、ヒアルロン酸の粘度が低下して、組織に浸透しやすくなり吸収されます。

信用のおける美容クリニックで

ヒアルロン酸は生体成分だからと安全と安易に考えてはいけません。

ヒアルロン酸はいろいろなグレードのものが市場にでまわっていて、中には体内に吸収されない物質が混入しているものもあります。

KFDA(韓国)やFDA(米国)で承認されているから安全とは限りません。

またヒアルロン酸を血管に間違って注入してしまうと、血栓の原因となり、その先の組織が壊死してしまうこともあります。

注射するだけだからといって素人が勝手にヒアルロン酸製剤を購入し、注入するのは危険で、もってのほかです。

ヒアルロン酸注入は、信頼する美容クリニックの医師に相談することが大切です。

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