美容外科手術をするときに注意したい『日本美容外科学会会員』の広告 | 美容トピックス

美容外科手術を受ける場合、紛らわしくなっているのが、日本には2つの同名の「日本美容外科学会」というものがあることです。

1つは、形成外科で研修をして、日本形成外科専門医の資格を持つ医師で構成されている『日本美容外科学会(JSAPS)』です。
もう1つは、美容外科を専門に手掛けている医師が多く所属している『日本美容外科学会(JSAS)』です。

美容外科手術をするならば資格がある医師が良い

もし、美容外科手術をするのであれば、「日本形成外科専門医」の資格を持っている医師、日本美容外科学会(JSAPS)専門医を選ぶと良いでしょう。

要注意なのは、「日本形成外科学会(JSAS)の専門医」で、これは形成外科の研修を受けていなくても、美容外科手術を5年間していた経験があればなることができます。

もちろん、こうした医師の中には優秀な医師もいますが、この数はわずかといっていいと思います。

日本美容外科学会(JSAPS)専門医が良い理由

日本美容外科学会(JSAPS)専門医は、美容外科手術という点においては信頼できる医師と言えます。

日本美容外科学会(JSAPS)の正会員になるには、医師の免許はもちろん、義務研修後3~5年をかけて大学の医学部や医科大学で形成外科の研修を顔はもちろん、頭のてっぺんから足の爪先まで受けて、「日本形成外科専門医」の資格を得た医師だけが、正会員になれるのです。

本人が直接形成外科手術をした300症例の症例一覧表、そしてその300症例のうち20症例の図を伴う症例記録、軽芸外科の一般知識についての筆記試験、研修記録いついての口頭試問、これらの難しい試験をすべてクリアした医師のみが、日本美容外科学会(JSAPS)専門医となっています。

だからこそ、日本美容外科学会(JSAPS)専門医は、美容外科手術のプロ中のプロと言えるでしょう。

気をつけたい日本美容外科学会(JSAS)会員

一方、日本美容外科学会(JSAS)会員医師は、医師免許さえあれば、医師免許取得、義務研修後に会員となることができてしまいます。

日本美容外科学会の会員数は圧倒的に多く、美容外科医の90%の医師は、日本美容外科学会(JSAS)会員の医師と言われています。

美容外科の領域では、同じ日本美容外科学会で、略称もJSAPSとJSAS、Pがあるかないかだけの違いで非常に紛らわしい同名の組織が2つ存在しているのです。

美容外科手術を考えているとき、サイトでのチェック法

できれば、信頼のおける日本美容外科学会(JSAPS)専門医の治療を受けたいということになります。

もちろん、日本美容外科学会(JSAS)会員でも、腕が良い優秀な医者もいると思いますが、はずれる可能性もあるということです。

まずは美容外科を選ぼうと思い、ホームページを閲覧すると思いますが、そこに、『日本美容外科学会(JSAPS)専門医』と書いてあれば、間違いありません。
もしない場合は、日本美容外科学会(JSAPS)のホームページに行きます。
http://www.jsaps.com

そして「名医を探そう」というところから正会員を検索します。

また「日本形成外科学会」のホームページを調べる方法もあります。
http://www.jsprs.or.jp

専門医の一覧があるので、地域から技術的に信頼できる美容外科医を探すことができます。

『日本形成外科学会会員』は要注意

『日本形成外科学会会員』といって『会員』であることをアピールする医師は特に要注意です。
「日本形成外科学会専門医」というのと、「日本形成外科学会会員」というのは全く違います。

会員は、2名の会員の推薦と、年に2万円ほどの会費をおさめていれば、医師ならだれでも会員になれる、言ってみれば単なる『会報』の購読医師ということになります。

JSAPSでも関連会員は要チェック

日本美容外科学会(JSAPS)専門医は、信頼性が高いと紹介しましたが、JSAPSだからといって安心してはいけません。

会員(正会員)なら問題ないのですが、関連会員となっていたら要注意です。

関連会員は、正会員になれない医師が申請すれば簡単になれるからです。

そして、関連会員なのに、「関連」を省略して、「JSAPS会員」と名乗っている医師もいますのでよく注意して見極めないといけないことになります。

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