顔にできたシワは、それだけで年齢を感じさせてしまう老け顔の原因になってしまいます。
顔にできる3つのシワ
顔にできるシワには、一言でシワといってもいろいろなものがあります。
ほうれい線やマリオネットラインといったものもそうですし、目尻のシワなどもあります。
しかし、これらのシワは、そのできる原因によって3つに分けることができます。
たるみジワ
『たるみジワ』は、顔の肌が加齢などによってハリを失い、たるみとなることによってできてくる大きなシワです。
代表的なものとして、頬の部分にできるほうれい線、口元から顎にかけてできるマリオネットライン、眼頭の部分から頬の中央に沿って斜め下方にできる直線的なくぼみであるゴルゴ線、首筋のシワなどが、たるみジワに該当し、顔の外側と内側のたるみ度合の差によって生じたりします。
これらのシワは、仰向けになると消えたり薄くなったりするのが特徴です。
原因としては、加齢や顔の真皮構造の変化、真皮と皮下組織構造の変化などがあげられます。
表情ジワ
『表情ジワ』は、いわゆる表情のクセによって皮膚がヨレてできてくるシワになります。
具体的には、眉間のシワ・目尻のシワ・おでこのシワ・口の周りのシワなどが表情ジワになります。
最初は、表情の変化が起きたときだけにできる一過性のシワだったものが、それが繰り返されることにより、表情が変わらないときでもシワとなってきます。
乾燥ジワ
『乾燥ジワ』は、俗に小ジワとか、ちりめんジワとか、表皮ジワと言われて李しているもので、表情によって動くところを中心に、顔全体にできます。
乾燥ジワができる原因は、肌の乾燥によって、肌の柔軟性が低下して、シワが深くなっていきます。
シワケアのポイント
シワに対するケアのポイントは、まず第一にしっかり保湿することです。
保湿することで乾燥ジワを防ぐことができ、それがさらに表情ジワを定着しにくくします。
次に重要なのが紫外線対策です。しっかりと紫外線をブロックすることを心掛けることが大切です。
特に肌が薄くデリケートな目元はシワができやすい部分なので、エモリエント効果の高いアイクリームなどを利用しても良いでしょう。
化粧品のシワ対策成分
化粧品に配合されているシワ対策成分はいろいろあります。
代表的なのは、すぐれた保湿成分であるセラミド3やセラミド6Ⅱで、ヒト型セラミドの中でもエイジングで減少する成分です。
パルミチン酸レチノールはビタミンA誘導体で、表皮のヒアルロン酸の産生を高めます。
ヒアルロン酸ジメチルシラノールは、シワに効果的といわれるケイ素を含むヒアルロン酸誘導体で、ヒアルロン酸よりも高い保湿効果があるとされています。