蚊にさされると、かゆくてどうしてもかきたくなってしまいます。かくとその時は気持ちいいのですが、さらに症状が悪化してしまい、余計にかゆくなってしまいます。
ダメ、絶対! 蚊にさされたらかかないで
かゆいからかけばいいと単純に考えてはいけません。
蚊にさされたかゆいからといってかいていると、皮膚が炎症を起こしてしまいます。そして余計にかゆみが増してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
蚊にさされたところをかいていると、痒疹(ようしん)になってしまい、非常に治りにくくなってしまいます。
蚊にさされたとき、かかないためには
まずは、市販のかゆみ止めが考えられます。
市販のかゆみ止め
幸い、蚊にさされた時に効くかゆみ止めは、処方箋薬でなくても市販の薬で多く販売されています。
オススメなのは液体などでさらっとしたものが良いでしょう。
塗りやすく、広範囲にケアできますし、即効性があります。
コツは、市販のかゆみ止めを1日何度も重ね塗りします。薬によって効き方が違うので、試してみるとよいでしょう。
かゆみは急にやってきます。かゆくなってから塗っても間に合わないで、がまんできずかいてしまうこともあるので、かゆくなる前に薬を塗ることが大切です。
そのためにも、3~4時間おきと時間を決めて塗ることは有用な使い方です。
自宅に帰ったらすぐに汗を拭いて、かゆみ止めを塗ると良いでしょう。
なぜならば、かゆみは自宅にかえってリラックスすると出やすくなるのです。
意外に思われるかもしれませんが、リラックスすると副交感神経が優位になります。すると皮膚の血流が増して、それがかゆみの誘発になるのです。
ステロイドの貼り薬
ステロイドの貼り薬も蚊に刺されてかゆいときに効果があります。
ステロイドには炎症を抑える働きがあるので、かゆいが治まります。
浸透もよく、患部の大きさに合わせてシートを切って、寝る前に貼っておくと、一晩でだいぶ良くなったりもします。
昼間、汗をかいて蒸れてしまうことを考えると、昼は市販のかゆみ止めを塗っておいて、夜寝る前にステロイドの貼り薬を使うという方法も良いでしょう。
かゆみを誘発するNGな行動
かゆみは、急に襲ってきたりしますが、かゆみを誘発するような行動をすると、症状がひどくなってしまうので気をつけます。
お風呂やこたつは、もっともかゆみを誘発する温度です。
お風呂の場合は、最後に患部は水で冷やしておくなどの工夫をすると良いでしょう。
お酒は、皮膚温をあげてしまうためかゆみを誘発します。