長寿遺伝子のスイッチを入れる方法として、主に3つのアクセス法があります。
1つ目は適度な運動をすることです。
2つ目はカロリー制限をすることです。
そして3つ目は、抗酸化成分レスベラトロールをしっかり摂取することです。
3つの方法で、お金もかからず簡単な方法といえば、適度な運動です。
運動とカロリー制限のコツ
激しい運動なんかする必要はなく、じんわりと汗ばむくらいの運動が理想的と言えます。
ウォーキングよりやや強く、ジョギングよりはやや弱い、インターバル速歩などがお薦めです。
カロリー制限については、食べなければいいじゃないかというような単純な問題ではありません。
特に高齢になってくると蛋白質の不足でカロリーをもっと摂らなければいけないこtもあり、不足しがちな栄養素をしっかりと摂りながら、年齢や生活リズムを考えてカロリー制限をやっていかないといけないので、そう単純ではありません。
食べ過ぎは良くないので、腹八分目を心がけるようにしましょう。
メタボリック症候群の人は、長寿遺伝子が活性化されていないという研究もあり、そのことからも食べ過ぎは良くありません。
食べ過ぎてしまうと、細胞のミトコンドリアは活性酸素を多く放出するようになってしまいます。
カロリー制限をすることで、ミトコンドリアは活性酸素を抑制する物質を放出し、長寿遺伝子のスイッチが入ります。
長寿遺伝子のスイッチをオンにするレスベラトロール
長寿遺伝子のスイッチをオンにすると言われるレスベラトロールは、抗酸化作用に優れたポリフェノールで、レスベラトロールを摂取することが、長寿遺伝子のスイッチオンに大切だと言われています。
レスベラトロールは、植物としてはブドウの果皮やピーナッツの薄皮、赤ワインなどに多く含まれています。
ブドウに含まれる「トランス・レスベラトロール」と、それが2個結合した「レスベラトロール二量体」があり、この二量体は体内に長時間とどまって効果が持続すると言われていて注目されています。
この二量体を含む植物は少ないのですが、そのうちの1つが、インドネシアにある樹木の「メリンジョ」です。
長寿遺伝子のスイッチをオンは総合力で
レスベラトロールによって長寿遺伝子が活性化されることは、マウスを使った動物実験で確認されています。
しかし、その量を人間に換算して計算してみると、1日に赤ワインをボトル100本も飲まなくてはいけなくなってしまいます。
そのため、長寿遺伝子をオンにするには、レスベラトロールなどを含んだ抗酸化物質を摂り、炭水化物や脂肪を含んだ食事の食べ過ぎに注意し、適度な運動を行うといった総合的な生活習慣が大切になってきます。