鼻毛が出ていると、それだけで不潔っぽく見え、身体のことに無頓着と思われてしまいます。
それだけではなく、この人は自分の鼻毛もきちんと処理できないのかということで、仕事ができない人間と決めつけられてしまうこともあるでしょう。
たとえ仕事ができたとしても、身だしなみには無頓着というレッテルを張られてしまうでしょう。
それだけではなく、異性からも嫌われてしまいます。
鼻毛が許されるのは、バカボンのパパぐらいでしょう。
鼻毛は異性に嫌われる
これは言うまでもないと思いますが、実際に東京イセアクリニック(医療法人社団十二会)が2014年5月31日から15日間、20代~50代の女性205名に次のようなアンケートを行っています。
彼氏や夫など大切な人の特に許せないムダ毛は?
第1位:鼻毛が出ている (78.1%)
第2位:耳毛が生えている (64.2%)
第3位:尻全体に毛が生えている (58.4%)
第4位:胸毛が濃い (50.2%)
第5位:手首・手の甲・指毛が濃い(34.5%)
いかに鼻毛が嫌われているかがわかるでしょう。
女性においても同じで、男性が女性を嫌う原因の1つに鼻毛があげられます。
つまり、男女問わず鼻毛処理は身だしなみの基本中の基本と言えるのでしょう。
鼻毛はどのぐらい伸びるの?
鼻毛は一般的には1ヵ月で4~5mm程度伸びると言われています。
美容面からすると、伸びてくれなくても良い鼻毛ですが、鼻毛は外部からの刺激から私たちの体を守っているのです。
ホコリや粉じんなどの微粒子は、鼻毛によってからめとられて、気管支や肺への侵入を阻止されます。
そしてわずかですが、鼻毛がフィルターの役目を果たし、呼気の水分を保つことによって、鼻や喉の乾燥を防いでいます。
鼻毛がどのくらい伸びるかどうかは、性別や個人差によるところが多く、加齢と男性ホルモンに大きく影響されています。
女性でも鼻毛は伸びる
鼻毛が出ているというと、すぐに男性がイメージされると思いますが、女性でも鼻毛は出ます。
鼻毛は男性ホルモンが影響していることから、男性のほうが鼻毛が太く長くなりやすいのです。
また加齢とともに鼻毛は伸びやすくなってきます。これは、鼻毛のヘアサイクルの周期が長くなってしまうからです。
鼻毛はある程度伸びれば、成長が止まって自然に抜け落ちて、また生えてくるというヘアサイクルがありますが、加齢とともにこの抜け落ちるまでの時間がかかるようになっていきます。
鼻毛の処理の仕方
カットは入り口から1cm以内
鼻毛の処理は、見えている部分の鼻毛のみ、つまり鼻の入り口から5mm~1cm以内の部分をカットするようにします。
鼻毛を根本から抜こうと思い、毛抜きを使ったり、思いっきり手で抜いたりする行為は、鼻の粘膜を傷つけてしまい、鼻毛の毛根から雑菌が入り炎症や化膿を起こす可能性があります。
特に女性にありがちなのが、鼻の奥のほうまで切りすぎて、本来鼻毛が果たしているホコリや雑菌を防ぐフィルターとしての働きが弱くなり、かえってアレルギー性鼻炎を引き起こしたりしてしまいます。
脱毛クリームは使うべからず
また脱毛クリームを鼻毛の脱毛に使う人もいるようですが、鼻の粘膜はデリケートなので、手足に使う刺激が強い成分が入った脱毛クリームは、やはり鼻粘膜の炎症や化膿の原因となってしまいます。
鼻毛処理のツール
ハサミ
女性の鼻毛処理では最もポピュラーなのが、鼻毛用のハサミです。
鼻毛用のハサミは先が丸くなっていて鼻粘膜を傷つけにくくなっていますl。
それでも、奥まで切りすぎると鼻粘膜を傷つけたり、鼻毛がフィルターとしての役目を果たしにくくなってしまいます。
手軽でいつでもどこでも使えるハサミですが、切る長さがバラバラで、そのため伸び方もまちまちになってきます。
鼻毛カッター
鼻毛カッターは痛くなく、均一に鼻毛がカットできます。
水洗いも簡単にできるため衛生的で、コンパクトなので持ち運びにも便利です。