『添加糖』とは、食品の素材そのものに含まれている糖質ではなく、加工の段階で添加される糖質になります。
どんなものが添加糖になるのか
まずは、食品の素材そのものに含まれている糖質については、野菜や果物に含まれている乳糖や果糖が該当します。
一方、加工に使われる添加糖の代表が砂糖です。
砂糖は、甘味を加えるための調味料として、天然に存在する形ではなく、精製していて、人工的に作られているので、添加糖になります。
その他、もちろんアスパルテーム・アセスルファムＫ・スクラロース・サッカリン・ネオテーム・アドバンテームといった合成甘味料も『添加糖』になります。
砂糖は肥満の敵
肥満・ダイエットということを考えたときに、砂糖は要注意で、インスリンの値をすぐに上昇させ、しかもそれが長時間続くので、特に太りやすくなります。
肥満・ダイエットにおいて、砂糖・スクロース（ショ糖）・果糖ブドウ糖液糖などは、特に太りやすいものとして要注意です。
砂糖や人工甘味料といった添加糖は、インスリン抵抗性の直接の原因となってしまうので、もし肥満を気にしていたり、ダイエットをするのであれば、まずは添加糖の制限をしっかりすることが大切です。
砂糖は料理に使われることも多く、また加工された菓子などにも多く入っていて、キャンディなどは砂糖の塊みたいなものですので、エネルギー補充という意味ではいいのですが、ダイエットということを考えた場合には、摂りすぎに注意し、控えるようにしたほうが良いでしょう。
食品の素材そのものの糖はいいのか
添加糖が要注意ということはわかったけれども、たとえば甘い果物にだって、果糖（フルクトース）などが多く含まれているじゃないか、牛乳にも乳糖（ラクトース）がたっぷり含まれているじゃないかと疑問をもつかもしれません。
しかし、これら天然の糖と、添加糖では、含まれる糖の量・糖の濃度が全然違います。
注意すべき成分
加工食品の表示には、成分表示をみて「砂糖」や「添加糖」と書いてあればいいのですが、そうでない場合もあるので注意が必要です。
食材以外に、原材料の後ろの方に、スクロース・グルコース・フルクトース・マルトース（麦芽糖）・デキストロース（ブドウ糖）・糖蜜・加水デンプン・甘藷糖・異性化糖・果糖ブドウ糖液糖・粗糖といった表示があれば、添加糖になります。
スイーツ好きの人がダイエットするとして、添加糖の摂取を減らしたいとなった場合、プリン・クッキー・チョコレート・ケーキ・アイスクリーム・シャーベット・キャンディ・ムース・パイ・ほとんどのものに砂糖が入っています。
添加糖を使わないデザートは何があるのかというと、もちろん食べすぎはダメですが、果物、ナッツ類がお奨めになります。
