まぶたのたるみは加齢だけでなく遺伝も影響 | 美容トピックス

美容面において、目は重要なパーツであり、人と人とがコミュニケーションを取る時、顔の中でもまずは目を見ます。

つまり、目の周りは顔の中でも常に視線がいく場所です。

美容面で注目度が高い目とその周囲

コロナ禍になった時、多くの人がマスクを着用しましたが、この時に、欧米人と日本人の感覚の違いが話題になったことがありました。

欧米人は一般的にマスクをあまりしたがりませんが、その理由の一つとして、マスクで口元を隠してしまうと、相手の感情がなかなか読めないから怖いというものでした。

どうやら、目の表情だけで相手の感情を推測するということに関しては、日本人よりも苦手なのかもしれません。

日本人は、昔から「目は口ほどにものを言い」という文化もあり、目の表情だけからでも、ある程度人の感情を推測したりしています。

つまり、目の表情を通して、人の感情やら心理状態を読み取っているのですが、それだけ目及びその周囲は、注目され視線が集まる場所で、美容面でも重要な場所と言えます。

まぶたのたるみはなぜ起こる

視線が集まり注目度が高い目と目の周囲ですが、そんな中、まぶたがたるんで目に覆いかぶさると必然的に目は小さく見えてしまうので、美容面での魅力度も下がってしまいます。

漫画のキャラなどは、実際よりも目が大きく描かれていたりしますが、これは表情をわかりやすく表現しやすいということと、特に魅力的な女性としては、小さな顔、大きな目、ふっくらとした唇といったパーツというイメージがあり、目が大きく見えるということは、美容面では魅力的に見えるものです。

化粧においても、アイラインやアイシャドウなどのアイメイクで、目を大きくみせたりします。

まぶたのたるみがひどいと、美容外科などで治療したりする人もいます。

それでは、まぶたのたるみはなぜ起きてしまうのでしょうか。

ひとつには老化現象があり、加齢とともに皮膚の弾力の低下、肌の下の真皮のコラーゲンやエラスチンといった蛋白質が減少することで、まぶたの皮膚が緩み、重力の影響でたるんで下がってきてしまいます。

まぶたのたるみにも遺伝が関係

実は老化以外にも、まぶたがたるみやすい原因があり、その一つにSMYD3遺伝子上にあるrs10924351というSNPが関係しているという研究報告があります。

オランダのエラスムス医療センターの研究が、ロッテルダムに住む45歳以上のオランダ系ヨーロッパ人と、イギリスの双子について合計6603人を対象に、遺伝型とまぶたのたるみについて解析したところ、SMYD3遺伝子のrs10924351に「TT」の遺伝子型・「TC」の遺伝子型を持つ人は、「CC」の遺伝子型を持つ人に比べてまぶたがたるみやすい傾向あったという結果になっています。

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