保湿クリームが肌の乾燥の原因になることがある | 美容トピックス

肌トラブルの原因の一つに、皮膚の表面にたまった皮脂が酸化して、肌に有害な過酸化脂質に変わってしまうことで、肌が刺激されてしまうことがあります。

そこで、きっちり皮脂を洗い落とすのですが、皮脂を洗い落としたあと、その代用として肌の保湿作用をもっているスキンクリームを塗って保湿をしたりします。

しかし、保湿のために塗るスキンクリームが、かえって肌の状態を悪化させて乾燥しやすくしてしまうことがあります。

スキンクリームの保湿効果は弱い

皮脂を洗い流したあと、保湿の目的でスキンクリームを塗る場合、その保湿効果は、皮脂の保湿機能を100%とする場合、その1%にも満たないとされています。
それどころか、スキンクリームには、界面活性剤が含まれていて、この界面活性剤が肌バリアを壊してしまい、角質の構造自体を壊してしまうことになりかねません。

肌の構造と肌バリア

肌の角層には、死んだ角質細胞と細胞間脂質が積み重なっていますが、角質細胞にはアミノ酸などの水溶性保湿成分が含まれています。

また細胞間脂質はセラミドを主体とした脂質成分からなる脂溶性の保湿成分になっています。

肌は、この角質細胞のアミノ酸と、細胞間脂質のセラミドの2種類の保湿成分が「レンガ+モルタル」という構造の、丈夫でしなやかな「壁」を構成しています。

さらに、細胞間脂質の中でも、水・油・水・油・・・というように水と油の層が何層にも重なり合った構造になっていて、これで肌の保湿バリアができているのです、

このようにして、かっくそうは二重構造で水分の蒸発を防ぎ、化学物質や異物の侵入などを防いでいます。

肌バリアを壊すスキンケアクリーム

スキンクリームは油と水を混ぜて作られていますが、ご存知のとおり水と油は混ざりません。
そこで界面活性剤を入れることで、水と油が混ざり合いクリームを作ることができます。

そして、スキンクリームに配合されている界面活性剤は、水と油を混ぜる働きがあるので、角質内の水溶性保湿成分のアミノ酸も、細胞間脂質も溶かしてしまって、肌を守っている「レンガ+モルタル」構造も、水・油・水・油・・・というように水と油の層が何層にも重なり合った細胞間脂質の構造も壊してしまい、バリアが崩壊してしまいます。

こうなると、バリアが壊れた肌は、乾燥しやすい肌になってしまいます。
保湿スキンクリームを塗ることで、かえって肌を乾燥させてしまう可能性があるという矛盾した結果になってしまいます。
界面活性剤は、肌バリアを破壊し、肌の保湿機能を下げてしまうことがあります。