美容とアルコール | 美容トピックス

化粧品の中にはよくアルコールが使用されています。
化粧品に使われているアルコール、すなわちエタノールは、無色透明の揮発性の液体で、エチルアルコールとも呼ばれます。
ご存じのとおり、お酒に含まれている酩酊成分であるエタノールです。

化粧品に使われているエタノールの働き

化粧品に使われているエタノールにはさまざまな働きがあります。

溶媒・溶解補助剤としてのエタノール

エタノールは、水や油に溶けにくい性質をもった化粧品の成分や、色素や香料を溶かす働きがあり、化粧品の中に成分を均一的に混ぜる働きがあります。

清浄作用のあるエタノール

エタノールは、体を拭き取り綺麗にする清浄用化粧品などにも含まれていて、肌に残った余分な皮脂を浮かせて取り除く働きがあります。

収斂・静菌・清涼作用のあるエタノール

その他にも、エタノールには収斂・静菌・清涼作用があります。
清涼作用は、その気化熱におり体温を奪うことにより肌に清涼感・爽快感を与えることができます。
静菌作用は、もともと消毒剤として使われるエタノールであり、菌の増殖を抑える働きがあります。また収斂作用として肌を引き締める作用もあります。

意外にも乾燥促進作用をもつエタノール

エタノールはヘアトニックなどにも含まれていますが、これは水と混合することにより沸点が下がる性質を利用して、ヘアトニックなどの乾きを早める効果があります。

エタノールの肌への影響

多くの化粧品には、いろいろな用途でエタノールが配合されていますが、その多くはだいたいその含有率が5%~10%となっていて、この濃度ですが、肌への悪影響はほとんどありません。
しかし、お酒に弱い人がいるように、アルコールが肌に合わない、アルコールに過敏な人がいます。
一般的にはアルコールに特に過敏というわけでもなければ、ノンアルコールにそれほどこだわらなくても良いと思いますが、アルコールに敏感な方は、ノンアルコールの化粧品を選択することになります。

変性アルコールって何なのか

化粧品の原料をみてみると、変性アルコールが使われています。
多くの化粧品にはエタノールが使用されていますが、そのままエタノールのまま使用されることはあまりなく、変性アルコールが使われています。

変性アルコールの代表的なものが、ほのかに薔薇の香りがする合成香料であるゲラニオールを加えたゲラニオール変性アルコールがあります。

なぜわざわざエタノールにゲラニオールみたいなものを混ぜて変性アルコールにするのかというと、酒税の関係があります。

化粧品に使われているエタノールを、税率を安くすべく酒類へ転用されるようなことを防ぐために、わざわざ飲料として利用できないように香りをつけているのです。