お茶で、緑茶といえば、いわゆる Green tea で、玉露茶、煎茶、抹茶などのお茶があります。
紅茶は、ダージリンやアッサム、ウヴァ、アールグレイといったブランドがすぐ連想できるかと思います。
青茶は、その代表的なものとして烏龍茶があります。
紅茶のトリビア
さて、紅茶を英語でいうと、普通は何もつけずに Tea になります。
それでは、緑茶を Green Tea というように色をつけて表現するとどうなるでしょうか?
紅茶なんだから、そりゃ Red Tea だよな!と思った人は、
Red Tea , Please ! といって実際に注文すると、店では違うものが出てきてしまいます。
紅茶は、あえて色を入れて英語でいうと、Black Teaになるのです。
それでは、Red Tea , Please ! といってでてきたものは何かというと、ルイボスティーになります。
紅茶は、イギリスでよく飲まれているから、紅茶は特に Tea だけでいいということもありますが、世界のお茶生産量を見ると、紅茶が約80%も閉めているのです。
そのルーツは、実は中国で、主な産地はインドやスリランカになります。
摘んだ茶ばを蒸らさずに自然乾燥させて揉み、赤褐色になるまで発行させたのが紅茶になります。
紅茶は、茶葉をそのまま発酵させるので、産地で味わいの特長が違ってきます。
特長的な成分としては、テアフラビンで、これは茶葉に含まれるカテキンが発酵することによってできてくる紅茶特有のポリフェノールです。
抗酸化作用に優れ、殺菌効果もあることから、風邪などの感染予防や、抗アレルギー作用などの効果も期待されたりしています。
青茶のトリビア
青茶の代表選手といえば、烏龍茶ですが、紅茶とは違い、部分発酵茶になります。
発酵度は15~70%と幅があることから、香りや味、色もいろいろと違いがでてきます。
発酵度が低ければ緑茶に近くなり、高ければ紅茶に近くなっていきます。
緑茶に近い味がする、台湾の凍頂烏龍茶は、黄緑色をしていて、活性酸素を抑制するポリフェノールやビタミンC、メチル化カテキンが豊富に含まれています。
緑茶のトリビア
緑茶は、不発酵茶になりますが、発酵させていない分、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、カテキンが多く含まれています。
最近では、茶葉を煎じてという楽しみかたの他に、粉末の商品も売られています。
似て非なるものと言えば、粉末緑茶と抹茶です。
粉末緑茶は、煎茶を粉末にしたもので、カテキンが豊富に含まれています。
一方、粉末で緑色をしたお茶といえば、粉末緑茶の他に抹茶があります。
抹茶アイスや、抹茶ケーキなどでおなじみで、茶道に使われる抹茶は、碾茶(てんちゃ)を粉末にしたもので、煎茶を粉末にした粉末緑茶とは違います。
抹茶の場合は、旨味成分のテアニンを多く含んでいます。