感情の量的異常とはどんな状態 | 健康トピックス

単極性うつ病双極性うつ病については、躁状態や発揚気分状態又は、病的抑うつ状態や気分沈滞の状態の度合いつまり感情の量が大きくなっている状態が繰り返します。

そして、感情の量的な異常は、感情が客観的なものであることから、客観的に数値で表した量を示すことは難しいのですが、だいたいの感覚での量をみてみると、より躁状態であったり、発揚気分があったりという+(プラス)イメージのほうに傾く場合と、病的うつ状態や抑うつ状態、気分沈滞や悲哀気分といった-(マイナス)イメージがあるほうへ傾く場合があります。

感情の量的な異常状態の種類

感情もある程度出てきている分には、人間らしいという点もあるのですが、感情のコントロールが聞かなくなり、いわゆる感情の動物のようになってしまうと、周りにいる人は大変です。

人に危害を加えるということがなくても、やる気が起きなかったり、喪失感で引きこもりになってしまったり、正常な社会生活が送れなくなってしまいます。

それでは、+(プラス)イメージのものと、-(マイナス)イメージにはどんなものがあるのでしょうか。

気分沈滞・うつ気分

いわゆる落ち込んだ状態で、気分が滅入って気持ちが沈んでいる状態です。
自責感、悲哀感を感じたり、今まで興味があったものにも興味がなっくなったりします。
うつ病になると、はじめにいろいろな抑うつ状態があらわれてきます。

病的抑うつ

誰にでも多少は不安や抑うつは起こってくるもので、生理的なものであると言えます。
しかし、その程度が大きくなり、日常生活に支障をきたしてくるようになると、病的な抑うつと言われ増す。

ディスチミア(気分変調)

抑うつ的不機嫌状態、イライラしている状態などで、2年以上続いている慢性のうつ病をディスチミア(持続性抑うつ障害)と呼んだりしています。
「ディスチミア親和型うつ病」は、20代から30代の若者層を中心に発症していて大きな社会問題になっています。

その特徴としては、無気力の気質があげられ、憂うつ感自体はそれほどないのが特徴です。
しかし、面倒くさがりで億劫、何もやる気がせず、ちょっとしたことですぐに落ち込んでしまうという傾向があります。また、すぐに疲れてしまう、体がだるいといったような症状を訴えたりします。

その結果、自宅に引きこもり、外に出ようとしないといった行動をとるようになったりします。

爽快気分・高揚気分

気分が爽快で快活な状態であり、いきいきとした楽天的状態

発揚気分

体全体に生命力や活力がみなぎったような感覚で、幸福感があり、自信の増大を伴う精神運動性の更新に伴う感情のニュアンス

混合状態

躁とうつの混在している状態

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