是非ともしたい歩きながらの紅葉浴 | 健康トピックス

日本人は、春は桜で花見、そして秋とくればモミジなどの紅葉を楽しむという風習があります。
山々で真っ赤に色づくモミジ、街中を黄色に染めるイチョウ並木、こうした中を歩いていると日頃のストレスも忘れてしまうものです。
深緑に生い茂る葉が、11月に入り寒くなるにつれてどんどん紅葉へと変化していく大自然のグラデーション、それも落ち葉になるまでの通過点と考えると、美しさとともに哀愁を感じたりもします。

健康に良い秋の紅葉めぐり

ストレスの解消ともなれば、健康に良いというイメージですが、秋に紅葉めぐりすることは健康にとってとても有意義なことなのです。


車で紅葉めぐりも良いのですが、できれば実際に山々を散策し色づいた山道を歩いたり、公園の中のモミジを歩いて眺めたり、街中のイチョウ並木を歩いてみたりするのがオススメです。

美容にも良い紅葉ウォーキング

紅葉した木々に囲まれた山道や公園をウォーキングすると、新鮮な空気が入ってきて、森林浴にもなりますし、みごとな紅葉を楽しみながら有酸素運動であるウォーキングが飽きずにできるため、健康に良いでしょう。

いつもの散歩コースでは飽きてしまっても、紅葉に彩られたみごとな景色の中では、いくら歩いても飽きず、有酸素運動を続けることで、細胞のミトコンドリアが活性して脂肪燃焼しやすくなります。さらには代謝改善効果のあるアディポネクチンというホルモンが分泌されるため、肥満の改善や老化防止にもつながります。
美容を意識している人にとっても、秋の紅葉ウォーキングはオススメです。

脳の活性にもつながる紅葉ウォーキング

赤色橙色黄色と様々な色が混然一体となっている自然のグラデーションを見ていると、脳は刺激を受けます。

綺麗な景色に触れ、感動することで、多くの情報量が脳に働き、前頭葉が刺激されるとともに、心のバランスを整えるセロトニンという神経物質も分泌されるので、感性も豊かになっていきます。
セロトニン幸せホルモンとも呼ばれていて、幸福感を得やすい状態になり、抗ストレス効果も期待できます。

人間の脳は、前頭葉から老化すると考えられていて、この前頭葉は人間の脳の記憶の出し入れを司っています。
つまり、年齢とともに物忘れがでてきているような場合、紅葉を見てウォーキングすることで、感性が高まり、前頭葉も刺激され活性化されるので、良い刺激になります。

なぜ紅葉を見るとリラックスできるのか

紅葉を見るとリラックスできる理由の1つとして、セロトニンがあげられます。

セロトニンは抗ストレス作用もあるということで、なるほどと思う人もいると思いますが、それではなぜ、紅葉をみると幸せホルモンとも言われるセロトニンが分泌されるのでしょうか。

紅葉の季節は寒くなってきています。
そこに、赤色橙色といった暖色系に色づいた葉に囲まれると、体感温度が少し高いように感じられるようになるのです。
色彩のもつ心理的効果によて不安やストレスが和らいでいくのです。

紅葉の赤はエネルギッシュなイメージがあり、体感的にリラックスできるとともに、前向きな気持ちにもしてくれるのです。

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