男と女では、恋や人間関係に深く関係ある部分でいろいろと違って面がありますが、その違いについていくつか解説していきます。
声変わりする男の子、しない女の子
思春期の男の子は声変わりがしてきます。
今まで可愛い声だった子が、急に低い声になったりしてきます。
その理由は、男性ホルモンの分泌が活発になるからです。
男子ホルモンの分泌が始まると声帯が2倍近く長くなり、声帯筋の緊張感が低下してきて、その結果、声が1オクターブ低音化してきます。
その間、発声を調節する筋肉の発育が伴わずに起きる発生異常が『声変わり』です。
ちなみに、喉ぼとけは甲状軟骨の前後径が30~50%増台することで外から目立つようになったものです。
実は女の子も声変わりをします。
女性はもともと声帯の長さが男性の20%ほどしかないため、伸び方もわずかにとどまるのであまり変化しないのです。
男性が目立って声変わりするのは、女性と区別がつかない声では女性に振り向いてもらえないからとも言われています。
イケボと言われる男性の声が一般的に低いことも、男性が女性にアピールするときなるべく低めの声を出すといったことも、こうしたことが関係しているのかもしれません。
女性は耳で、男性は目で恋する?
男性はイメージを司る右脳が大きく、女性は言葉を司る左脳とイメージを司る右脳が同じなっています。
そのため女性は、声や会話、言語といった聴覚を駆使する能力が男性よりも優れていると言われています。
女性は聴覚を駆使する能力が優れているのに対し、男性は女性の外見でひとめぼれしたりします。
男性は狩りで遠くの獲物を探すために視覚が重要で、女性は子育てでコミュニケーションが重要だったことから、こうした違いがでてきたのかもしれません。
寡黙な男性とおしゃべりな女性
一般的には、男性と女性ではおしゃべりなのは女性という相場になっていると思います。
女性は多弁、男性は寡黙と一般的に言われますが、米国のカリフォルニア大学の神経学者が行った研究では、1日に話す語数は、男性は約7000語だったのに対し、女性は約20000語と、およそ3倍になると結果が出ています。
人間には、FOXP2という蛋白遺伝子がありますが、この量は女性の脳内では男性の30%も多いことが判明しています。
このFOXP2が、一般的に男性は寡黙、女性はおしゃべりといった傾向に影響しているのではないかと言われています。