美容外科・形成外科・美容皮膚科・整形外科・美容整形科 | 美容トピックス

美容関連の施術を受けたいけれど、どこの科を受診したらいいのかわからないという場合もあります。

「整形」がつく科

巷では、「あの芸能人、美容整形したのかしら?」とか、「整形手術」や「プチ整形」といった言葉が日常的に使われています。

実施に、「整形手術」とか「プチ整形」といった言葉が使われた宣伝を目にしたという人もいると思います。

ならば、整形ならば『整形外科』『美容整形科』がいいんじゃないかと思ってしまう人もいるのですが、間違いです。

まずは、『美容整形外科』ですが、厚生労働省ではこういった名前の診療科を認めていません。

それならば『整形外科』かなと思うかもしれませんが、『整形外科』は、打撲や骨折、靭帯損傷など運動器のケガや損傷などを取り扱い診療科で、捻挫とか骨折をした人が受診する科です。

ですので、名前からして紛らわしいのですが『整形外科』では、整形手術などは行いません。

形成外科とは

厚生労働省が、診療科として認めているのは、『美容外科』、『形成外科』、『整形外科』という診療科になります。

一般に、美容整形というのであれば、『美容外科』が一番しっくりくるでしょう。

テレビのCMなどでも、「〇〇美容外科」というような形で広告されていると思います。

さて、この中で、『整形外科』は骨折をした人などが受診する科ということですが、『形成外科』はというと、体表面全体を診療対象とする外科になります。

こうした定義からいけば『形成外科』の範囲としては、『美容外科』もはいるのですが、メインは、体表面の先天的・後天的変形・異常を手術により機能的・整容的に修復することが目的の診療科で、先天性の異常があるとか、ケガや火傷でケロイド状になったものとか、顔の骨が折れて顔のゆがみがあるといった場合に受診するので、美容整形が目的であれば、『美容外科』へ行くべきでしょう。

美容外科とは

『美容外科』は、「美容」という文字がつくくらいで、まさしく身体の見た目を美しく整える外科になります。

『美容外科』は、異常のない自身のパーツを理想通りの容姿に作り変えるための外科であり、病気や怪我等に対する治療ではないため保険が適応されず、自費診療になります。

瞼を二重にする、鼻を高くする、顔や首のたるみをフェイスリフトする、余分な脂肪を脂肪吸引するといったことは、『美容外科』の範疇になります。

たとえば、目の見開きが悪く、生活に支障をきたすほどの「眼瞼下垂症」であれば、『形成外科』で保険診療で治療できますが、保険の範囲内での眼瞼下垂症手術となり、たるみとりや二重ライン等の改善といった審美的な施術はできません。

『美容皮膚科』は、美肌を生み出すもので、皮膚の構造・メカニズムを熟知した皮膚科医が、皮膚の見た目の美的な質感にこだわり、メスを使わない美容医療を行い、肌の悩みを解決していくもので、皮膚科領域の疾病を治療する『皮膚科』ではなく、「美容」目的であり、もちろん保険の適用はありません。

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