薬が上手く飲めないときの服薬ゼリー | 健康トピックス

病気で薬を飲む人、健康維持のためにサプリメントを飲む人といろいろいますが、

  • 錠剤やカプセルが喉にひっかかるような感じで飲みにくい
  • 粉薬や顆粒が喉の粘膜にくっついてしまいむせてしまう
  • 子供に薬を飲ませようとするけど苦い薬なので飲んでくれない

といったいろいろな問題があります。

薬やサプリが飲みにくいと感じたときに

薬やサプリ、様々な剤形がありますが、ひっかかったり、喉の粘膜にくっついたり、飲む時に苦かったり、そんなことで薬を飲むのを敬遠してしまう高齢者や、薬を飲むのが嫌いになってしまう子供もいるでしょう。

錠剤が大きいというのであれば、一番いいのは薬局で薬剤師に話をして、医者や薬剤師に有効成分は同じだけれどもう少し小さい錠剤に変更してもらうということもできるかもしれません。

しかし、そうでない場合は、錠剤を割って小さくして飲むといったことも必要でしょう。

錠剤の真ん中に割線が入っているものであれば、いくらか割れやすくなっていますが、それでも割線で助剤を割るというのは高齢者にとっては大変な作業です。

また、錠剤は、胃で溶けずに腸で溶けて効果を発揮するようにコーティングが施されているものもあります。こうした種類の錠剤は、割って飲んではいけません。
また、カプセル剤は、カプセルのまま飲むのが通常で、カプセルが大きいからといって勝手にカプセルから中身を取り出して飲むということはできません。

そもそも人間は薬やサプリメントを飲むのが苦手

高齢者や子供に限らず、もともと人間は薬やサプリメントを飲むことが苦手です。
薬やサプリメントは、錠剤やカプセル剤、あるいは粉末といった固形のものを、液体である水で飲むわけですが、人間は年齢や性別を問わず、この固体と液体を同時に飲むこごは苦手なのです。

若い人でも、薬やサプリメントを水で飲むときに、水だけ先に流れていってしまい、のどや食道に薬やサプリメントが取り残されつまった感じがしたりすることがあります。下手をすると、つまった薬が喉を傷つけてしまうこともあるでしょうし、慌てて追加で水を流し込んだりもするでしょう。

工夫されているゼリー状のオブラート、服薬ゼリー

そこで、薬やサプリメントを飲みやすくする飲むゼリー状のオブラート、服薬ゼリーが大活躍するのです。

名前はゼリーですが、お菓子のゼリーとは違い、薬やサプリメントを飲みやすくするためにいろいろな工夫が施されているのです。
のどの筋肉への負担を少なくするように研究されているので、のどの負担をかけることなく、つるんと楽に薬やサプリメントが飲めるようになっています。

もちろん、ローカロリー、ノンシュガー、ノーアレルゲンといったように配合される成分にも注意がはらわれていて、保存料や合成着色料などは使用しないなど考えられています。
薬やサプリメントの効果・作用や、吸収に影響をおよぼさないというのも服薬ゼリーに求められる大切な要素です。

つまり、服薬ゼリーは、食道を通る間は薬やサプリメントをやさしく包み込み、つるんと通過させ、胃に入ると、ばらばらになり、水で飲んだときと同じ状態になるようになっているのです。

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