蚊に刺された時の反応へ変化する | 健康トピックス

蚊に刺されないためには、蚊に好かれないことが大切ですが、蚊に刺されやすい人と蚊にさされにくい人がいます。

刺す蚊の特徴

人間の血を吸うために刺す蚊は、産卵期のメスでオスの蚊は刺しません。

オスは花の蜜や植物の水滴などを養分にしています。

実は、蚊は約100種類もいる中で、人間を刺して血をすう可能性がある蚊は5~6種類なのです。

蚊の唾液の中には人間にアレルギー反応を起こす物質がありますが、蚊は刺してから皮膚に唾液を入れながら血管を探すので、血管以外の部分に唾液が入りアレルギーを起こして、刺されると痒くなるのです。

蚊が人間に寄ってくる三大要因

蚊に刺されやすいかどうかは、まわりに蚊を引き寄せてしまうかどうかということが問題になってきます。

蚊が寄ってこなければ、蚊にさされないわけですから、蚊への対策として、蚊を近寄らせないということが重要になってきます。

特に産卵時の蚊は、人間の体温や汗などの湿度、吐く息や皮膚からでている二酸化炭素などによって人間を感知して刺しにきます。

『蚊が人間に寄ってくる三大要因』は、『温度』・『水』・『二酸化炭素』になります。

運動をした後などに刺されやすいというのはそのためです。

体温が高くて、汗をかきやすい人は刺されやすいのです。

蚊にさされた時の反応

蚊にさされると痒くなりますが、痒みの現れ方には特徴があります。

蚊に刺された回数が少ない人は、蚊に刺されても無反応です。

ところが刺された回数が増えてくると、刺された直後には痒くならないものの1日ぐらいたってから腫れて痒くなってきます。これはアレルギーの遅延反応が起こっているからです。

加えて刺された回数が増えてくると、刺されてすぐに腫れて痒くなり、数日後にまたぶり返したりします。これはアレルギーの遅延反応と即時反応の両方がでてくるようになったからです。

また、歳を重ねるなどして刺された回数の累計が増えてくると、刺された直後だけ腫れてかゆくなりますが、これはアレルギーの即時反応だけが出てきているからです。

さらに刺された回数が多くなると、免疫ができて刺されて無反応ということになります。

よく歳を取ると蚊にさされにくくなるという人がいますが、これは蚊にさされていないのではなく、その歳にいたるまで何回も蚊にさされているため、免疫がついて無反応になっている可能性もあるのです。

O型は刺されやすい・女性は刺されやすいは本当?

よくO型の人は刺されやすいと言われています。

確かに論文などを調べてみると、蚊に刺されやすい順で言うと、O型>B型>AB型>A型になります。

しかし、それほど大きな差はなく、血液型以外の要因のほうが強いと考えられています。

蚊に刺されやすいかどうかにおいては、男女差はありません。

ただ妊婦の場合は、体温が上がっているので、こうしたことから刺されやすいと言えるかもしれません。

蚊に刺されたら、その対策はやはりかゆみ止めと冷却になります。

流水で冷やすのがオススメです。

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