長距離ランナーのスタミナ栄養 | 健康トピックス

長距離マラソンは、スポーツの中でもちょっと毛色が違っています。

長時間常に力を出し続けなければならないので、スタミナが大切になってくるのです。

休憩がない長距離マラソン

多くのスポーツは、瞬発的に集中して力を出すものが多く、ほとんどのスポーツが、実際に力を入れている時と、リラックスしている時があり、メリハリがあります。

テニスの試合でも、試合時間はたしかにそれなりに長いのですが、実際に体が激しく動いているのはラリーの時だけで、そのラリーとラリーの間には、休憩が入ったりしますので、実際に連続的に体を動かしている時間はそう長くありません。

野球にしても、ボールがそばにないときは適当に力を抜いていたりします。

サッカーの場合は、ボールが近くにないときはちんたら歩いたりしていますが、プロサッカー選手となれば、1試合の平均走行距離は90分で約10km程走っていることになるので、長距離マラソンほどじゃないにしても野球よりはスタミナが必要といえるのかもしれません。

長距離を走りきる条件

長距離を走るマラソンで何が大事なのかと考えると、いろいろなものがあげられます。

心肺機能の強さ、酸素の運搬能力、乳酸を溜めたり消費したりする能力などですが、練習量と体重が大きく関係してきます。

長距離ランナーは、練習すればするほどエネルギーが消費されます。

つまり体内のエネルギー源であるグリコーゲンは枯渇してきます。

少しでも、グリコ―ゲンの貯蔵庫を大きくして満タンにしておくことが、長距離を走りぬくために必要な戦略になってきます。

そのために何をしたら良いのかというと、エネルギーを消費したらすぐに補給することです。

練習後にすぐ食べることが大事

長距離を走るのであれば、練習後にはご飯でもパンでも、糖質系の食べ物をすぐに摂取するようにすることが大切です。

少し落ち着いてから食べればいいやというのではなく、練習してグリコーゲンを消費したらすばやく補充するのがコツです。

これは、ボディービルダーがトレーニング後にプロテインを飲むことと同じです。

デキストリンなどのエネルギー源入りのプロテインを飲むことで、グリコーゲンの貯蔵庫が大きくなり、長距離のも耐えうる体になっていくのです。

あと朝食をあまり食べないという人もいますが、もし長距離マラソンを走る予定があるのであれば、そういった習慣は直したほうが良いかもしれません。

なぜならば、朝食を抜くと、前日の夕食からエネルギーが入ってこない状態がその日の昼まで続いてしまうことになります。

これを毎日繰り返していると、グリコーゲンの貯蔵庫はどんどんと小さくなっていってしまうからです。

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