ちょっと進んだ介護グッズ | 健康トピックス

高齢化社会となっている日本、高齢者の人口はさらに増え続け、90歳以上の人がすでに200万人を越えています。

一方、全体の人口はどんどん減り続け、2053年にはついに日本の人口は1億人を割り込むと推測されています。

 

65歳以上の人口の割合はこれからずっと右肩上がりで、2025年には30%になり、さらに増え続けていきます。

そんな中、ニーズが高まってきているのがいろいろな介護グッズです。
最近ではハイテク技術を駆使して、いろいろな介護グッズであるので、その中から面白いものを3つほどご紹介します。

認知症予防ソフト

これはパソコンを使って認知症を予防しようというものです。
どういうものかというと、タッチパネルを使って、簡単な計算をしたり、文字並べをしたりするというものです、
こうした動作をすることで、視覚・聴覚・触覚といった感覚の他に、眼球運動や手指の関節運動などを同時に刺激することができ、右脳も左脳も刺激できるような工夫がなされています。

1日数分楽しみながらゲームをすることで、認知症の症状としてよくみられる短期記憶の障害を予防できます。
なんかゲームで認知症を予防しようという試みやいかにも現代ぽいとも言えますが、すでにササオジーエスという会社がソフトを開発していて、「ハッピータッチ」というソフト名になっています。

GPS内蔵シューズ

認知症でやっかいなのが徘徊です。この徘徊対策にGPS機能を使って居場所を確認しようというのが、GPS内蔵シューズです。

GPSならスマホでいいじゃないかとなりますが、実はそういうスマホみたいな機器を持って歩くこと自体、気分がいいもんじゃないと感じる老人も少なくなく、そうかといってペンダント式のようなものだと、徘徊中に途中ではずされてしまう可能性もでてきます。
そこで、絶対に身に着けていてはずされないものって何だろうね?ということで白羽の矢がたったのがシューズです。

通信料などがかかりますが、居場所がわかるほかにも、外出して何分経過しているかと、あもう3日もシューズを履いていないということもわかるので、介護する側にとっては便利なグッズになっています。

服薬支援ロボット

高齢者になると、服用する薬が増えてきて認知症でなくても、あれ?薬飲んだっけ?となったり、1~2種類薬を飲み忘れてしまうというようなことも出てきます。
そんなことを防ぐのが服薬支援ロボットです。

高齢者の薬の飲み過ぎや飲み忘れを防いでくれるもので、あらかじめ薬を本体にセットして時間を設定しておくと、その時間になると音声案内と画面表示で服薬時間のお知らせがあり、さらにボタンを押すと1回分の薬がでてくるようになっています。

本体の中にはあらかじめ1週間分の薬をセットしておくことができるようなかたちになっていて、時間は朝、昼、夜、寝る前など設定することができるようになっています。

服薬支援ロボットを開発している株式会社ケアロボットは、調剤薬局や介護施設向けにこの服薬支援ロボットを出していますが、服薬支援ロボットを無料で貸し出しをしてくれる薬局もあるようです。

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