水素水は効果がないただの水なのか | 健康トピックス

『水素水』とは、水素分子を含んだ水で、ドラッグストアなどで販売されていますし、フィットネスクラブなどでは、水素水を生成する機械が置いてあるところもあります。

水素水はどうやって作られるのか

水素水は、そのまま販売されているものまれば、水素を吸着させたマグネシウムなどが入っているカートリッジをペットボトルの水などに入れて水素を発生させるものなどいろいろなタイプがあります。

水素水を作る方法については、水を電気分解して水素を発生させるものが主流になっていますが、期待の水素を水中でバブリング・攪拌して溶存させるおのもあります。

水素発生剤をカプセルに入れ、それをペットボトル飲料に入れるようなものもあります。

ナノバブルの水素水は、溶存時間も長くなっています。

水素水の悪いイメージ

水素水については、きちんと濃度が保たれたものを摂取すれば健康効果があるということが、多くの研究で明らかにされています。

ところが、水素がほとんど入っていない水などを販売する悪徳業者が出てきて、2017年3月に、消費者庁は、水素が入っているとする水素水を販売する企業に対して、合理的な裏付けがないままに健康効果を宣伝し、商品から水素字体が検出されないといった通達を出し、再発防止策を求める措置命令が出され、消費者にも注意喚起されました。

このことがあり、水素水は効果がないただの水といったマイナスイメージがついてしまいました。

作ったらすぐ飲むことが大切な水素水

水素は、地球上でもっとも小さい元素で、どの物質よりも小さくて軽く、大気中で放っておくとどんどん拡散してしまいます。

水素は、密閉容器に入れていたとしても、プラスチックであれば通り抜けてしまうため、ペットボトルに入った水素水は、時間の経過とともに水素が抜けてしまいます。

ペットボトルに入った水素水は、工場集荷時はきちんと水素が入っていたとしても、消費者が購入するときには水素が検出できなくなってしまっているというようなこともあります。

実際に、水素水をコップに入れて3時間ぐらい置いておくと、水素の濃度は半分程度になります。

水素水は、作ったらできるだけ早く飲むということが重要です。

ヒトが水素水を飲んで、その後に呼気中の水素ガス濃度を測定すると、10分でピークに達してあ、その後1時間で元に戻るという報告があります。

水素水は、口から入り腸に至るまでの消化器系の炎症抑制や肝臓の保護に関しては、高価があると考えられますが、肝臓で多くが消費されてしまうため、肝臓を通過しては胃をとおり、そこで水素を呼気から出してしまった後に血液が通る場所の臓器、例えば脳などについては、水素水では不十分で、水素吸入が良いとされています。

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